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【宮城県 東松島市】数少ない三角屋根の背景に歴史あり -ヨークベニマル矢本店- [矢本地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

純白の鳩(ハト)のマークが印象的なスーパーマーケット「ヨークベニマル」は、日本国内では多くの人々に親しまれている有名店。おそらく誰もが一度は利用している場所だと思うけれど、改めてお店のデザインに注目してみると、ちょっと面白い。

▲ 写真は2022年12月にオープンした「ヨークベニマル 塩釜舟入店」
▲ 写真は2022年12月にオープンした「ヨークベニマル 塩釜舟入店」

たとえば近年、新しくオープンしたヨークベニマルの建物には、よーく見ると鳩のロゴマークに加えて正面に「yorkbenimaru」(ヨークベニマル)と、英語のアルファベットを活用した名前が掲示されている。

一方で数十年と歴史ある店舗には、実は「あるもの」が入口にくっついている。

あるものとは、実はガラスの三角屋根。宮城県東松島市の矢本地区にある「ヨークベニマル 矢本店」は、1989年11月21日にオープンした店舗で、県内に存在する数々のヨークベニマルの中でも、長い歴史を積んできているお店だ。

店の入り口には、今では数少なくなった昔のヨークベニマルの店舗デザイン「ガラスの三角屋根」がしっかりとくっついていて、毎日たくさんのお客さまをお迎えしている。

改めてじっくりと眺めると、とても精巧なデザインだということに気づく。スーパーの屋根というよりも美術館や植物園、どこか展望台のようなイメージも。
そして屋根の下から上を見上げるととても素敵で、青空とあいまって美しい幾何学模様(きかがくもよう)の世界が広がっている。

東松島市と松島町の地域で唯一のヨークベニマルは、この「矢本店」のみ。それもあって、オープンから現在に至るまでたくさんの地域のみんなに愛されているお店だ。

▲ 1989年11月にオープンしたヨークベニマル矢本店
▲ 1989年11月にオープンしたヨークベニマル矢本店

訪れるたびに見かけるのは、店内に設置されているベンチに人々が腰掛けて、ちょっとしたおしゃべりをしている光景。他所ではなかなか話せないけれど、不思議と話したくなる店内の居心地の良さがあるのかもしれない。

1989年生まれのヨークベニマル矢本店は、今年(2024年)の11月で「35周年」を迎える。これからも地域にとっての大切なスーパーマーケットとして、そして地域のみんなが愛する交流の場として、東松島市に三角屋根のヨークベニマル矢本店がある風景をみんなで眺めていこう。

名称:ヨークベニマル 矢本店
住所:宮城県東松島市矢本字町浦135番地
営業時間:9:30 - 21:00
定休日:年中無休
公式SNS:気になった方は店舗公式ホームページを覗いてみよう!

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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