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ジャスティン・バーランダーがLAレストランで昼食代に請求された驚愕の金額とは?

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
昨年ドジャースを破り世界王者になったジャスティン・バーランダー投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 現地24日から敵地でエンゼルスとの3連戦に臨んでいるアストロズ。遠征地のレストランで昼食をとったジャスティン・バーランダー投手が、レストランから驚愕の金額を請求され、レシートの画像とともに自身のインスタグラムで報告している。

 画像をチェックしてみてもらうと分かるように、請求された金額は税込みで109万5198ドル20セント。日本円で約1億2200万円。昼食代としてこんなレシートを受け取ったとしたら、誰もが驚愕するに違いない。

 内訳を見ると、100万ドル請求されている品目が存在する。内容は「Open Miscellaneous Dodger Killer(公然の多方面にわたるドジャー・キラー)」だった。もちろん請求はレストラン側のジョークで、昨年ワールドシリーズでドジャースを破り世界王者に輝いたバーランダー投手に対する悪戯だ。バーランダー投手もその辺はしっかり理解しており、投稿の中で「ワールドシリーズの勝利としてこれだけ払わせたいらしい。いつも通り素晴らしいランチをありがとう」と感謝のメッセージを寄せている。

 まさに米国らしいエピソードなのだが、話はここに留まらず思わぬ方向に広がり始めている。投稿を見たフォロワーから「面白い!」以上に高額所得者のMLB選手ならではのセレブ生活に驚きの反応が多く集まっているのだ。

 今回バーランダー投手が利用したレストランは、LAの高級ホテル『The Beverly Hills Hotel』の内にあるカフェだった。さらにレシートを見ると「FOR HOTEL GUEST ONLY(宿泊者専用)」となっているので、彼は同ホテルに宿泊しているようだ。現在対戦しているエンゼルスの本拠地球場はLAからかなり離れたアナハイムにある。遠征するチームは通常アナハイム周辺のホテルを利用するので、バーランダー投手は個人で同ホテルを利用しているのだろう(遠征先のホテルは選手の希望で変更することができるが、その場合は自腹になる)。

 さすがに一流ホテルのカフェなのである程度値段が高いのは想像できるだろうが、ジョークの100万ドルはともかく、フォロワーが驚いているのが、パンケーキ代として請求された30ドルだ。結局バーランダー投手は3人でランチをとり、ドリンクを含め7品オーダーし、税抜きで181ドル(約2万円)を費やしている。

 ちなみにバーランダー投手の今シーズンの年俸はMLB8位の2800万ドル(約31億円)。身体が資本のアスリートとはいえ2万円のランチという豪華すぎる食生活は、やはり一般市民は驚くしかないだろう。思わぬところからMLBスター選手の日常生活の一端を垣間見ることができた思いだ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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