【愛犬のしつけ】なんでなんでも食べちゃうの?誤食の原因!【犬の飼い方】
異物や食べてはいけないものなど、目を離した隙に食べてしまう子、いませんか?
誤食してしまうと場合によっては命に関わることも。。
もちろん防いであげることが大切ですが、今回は
〈そもそもなぜ誤食をしてしまうのか?〉
原因について考えてみたいと思います。
トレーニングよりも・・・
「誤食防止のトレーニングってありますか?」
とよく聞かれますが
あります!
でも、いきなりトレーニングよりも
〈原因究明を先にすべし!〉
で、対処だけではダメなことも。
例えば下痢をする原因を放置して下痢止めだけ飲んでいても意味がないですよね?
原因が解決できれば誤食防止トレーニング自体も必要ないかも知れません。
考えられる誤食の原因をご紹介します。
誤食とは?
誤食の原因の前に
〈誤食とは何か?〉
についてお話しします。
誤食とは 異物など食べ物ではない物や中毒を 起こすなど有害なものを食べることを言います。
(今回は草やを食べることも含めてお話しします)
誤食は動物病院にかかる理由とても多いものです。
原因①栄養が足りていない
単純に食べる物が足りず、もらえる食事以外から摂取しようとしているのかも。
食事の量はその子に合っていますか?
『○Kgだからそのカロリーであげてます!』
などよく聞きますが、その子はその体重が本当に適正ですか?
また、代謝などはその子により変わりますし、フードに書かれている量はあくまで目安です。
栄養は本当に足りていますか?
中には飢餓状態のような子もいます。
飢餓状態ならなんでも口にしてしまうのも当たり前です。
特に飼い主さんが
・痩せているのに気づいていない
・子犬の食事の量を適宜増やせていない
場合などにこの原因が多いように思います。
原因②誤食が楽しいから
食べないで欲しい物を口にした時、
「ダメでしょ!」
など叱っていませんか?
こちらは叱ってやめさせるつもりでも
『何かを口にすると構ってもらえる』
と勘違いを生んでいるかもしれません。
お散歩の時も地面ばかり気にしているなら
食べられる物を探すのが最大の楽しみ
だからするのかも。
他の行動を教えるなど 誤食以上の楽しみを提供しましょう。
原因③取られると思っているから
知らないうちに食べてしまうこともありますが、一番ありがちなのは
食べさせまいと取ろうとして食べられる
ことです。
これは人に大事なものを 取られると思っているからこその反応です。
本能的な行動でもありますが、
人は奪う存在だと認識している
とも言えます。
何かを手に入れた時に
『取られる!』
と思われない関係作りを普段から心掛けましょう。
原因④環境が悪い
赤ちゃんの前に電池を置き、食べたからって 赤ちゃんを叱る人はいないと思います。
でもなぜか犬猫だと犬猫が責められる、ということが起こります...
まずは
誤食をさせない環境作り
が何よりも大切です。
誤食しそうな物がある場所は絶対に立ち入れ ないようにしたり、鍵をかける位の気持ちで。
気をつけすぎる位気をつけましょう。
原因⑤胃がムカムカしている
サラダバー(お散歩中に道草を食うこと)が大好きなわんこさん、いませんか?
やたらと草を食べる子は
胃がムカムカしている
のかも知れません。
自分の胃がムカムカしている時は胃薬を飲んだり、胃に優しいものを食べたりしますよね?
それを自分でできない犬猫さんは草などを食べることで鎮めようとすることがあります。
まとめ
誤食に限った話しではありませんが、
困ったことをいかにやめさせるか考える
よりも、まずは
様々な観点から原因を考えること
が大切です。
また、もし誤食しそうな時のために
「出せ」や「離して」のトレーニング
をしておくのもとても必要ですよ。