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生で食べるのはダメ?”血”の中に毒を持つ意外な魚とは?

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”血”に毒を持つ魚とは?

ヒレに毒針を持つゴンズイ
ヒレに毒針を持つゴンズイ

フグのように内臓に強い毒を持っていたり、オコゼやゴンズイのようにヒレのトゲに毒を持つ魚がいますが、実は”血の中”に毒性を持つ魚たちもいます。

その魚とは、「アナゴ・ウナギ・ハモ」など”ウナギ目”の魚です。

「アナゴ・ウナギ・ハモ」などの血の中には、すぐに命に係わるほど猛毒ではありませんが”イクチオヘモトキシン”というタンパク質性の毒が含まれているんです。

ウナギ目の魚の血はどれほど危険?

では、ウナギ目の魚の血に含まれる毒は人間にとってどれほどの毒性があるのでしょうか。

厚生労働省のHPにて公開されている『自然毒のリスクプロファイル』を確認すると、

「ウナギの新鮮な血液を大量に飲んだ場合、下痢、嘔吐、皮膚の発疹、チアノーゼ、無気力症、不整脈、衰弱、感覚異常、麻痺、呼吸困難が引き起こされ、死亡することもある」

出典:自然毒のリスクプロファイル:魚類:血清毒

と記載されていました。

大量とはどのくらい?という疑問も残りますが、このような中毒症状を引き起こさない為にも、ウナギ目の魚の血は飲んだり口に入れたりするのは良くないということがわかります。

実は”触る”だけでも危険な”ウナギ目の魚の血”

血抜きして綺麗に洗ったアナゴの身
血抜きして綺麗に洗ったアナゴの身

ウナギ目の魚の血は、触れただけでも症状が出ることがあるそうです。

これはウナギ調理人の間では有名らしく、

・血清が目や口に入ると強い灼熱感を感じる
・傷口に入ると、炎症、化膿、浮腫が生じる

とのこと。

そのため、もし自分でアナゴやウナギなどの魚を捌くときは、血や体表の粘膜が目・口に入らないように気を付け、そして手などに傷口があるときにはビニール手袋をするなどの対策が必要です。

ウナギ目の魚は加熱して食べるのが基本

ウナギのかば焼きは最高に美味しい!
ウナギのかば焼きは最高に美味しい!

ここまで”ウナギ目の魚の血”の危険についてお話ししましたが、このタンパク質性の毒は 60で5分間加熱すると完全に毒性を失います。

そのため、しっかりと過熱して調理すれば心配ありません。

中には、ウナギの刺身やアナゴの刺身などを提供するお店もあるみたいですが、それは完全な下処理がされていると思われます。

もし、自分で釣ってきたウナギやアナゴを食べる際は、しっかり加熱して頂きましょう。

ウナギ目の魚を釣って食べた動画

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