【熊本市】マニアック度高め。怪力無双・大巨漢『横手五郎』の産湯に使った湧き水とは。
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熊本市内の色々な情報をお届け!あゆ姫です。最近、熊本の水の風土や文化を知るために、熊本水遺産めぐりをしています。
今回は西区横手を散策してきました。
花岡山の北麓にある住宅とアパートの間の小道を奥に進むと、ひっそりとした湧水地に辿りつく。
『産女水』
熊本水遺産には、熊本市の水と風土と文化を後世に伝えるために、湧水や食・土木建築・祭り・風習など有形・無形を問わず、熊本市の水に関するものが登録の対象となっています。
ガイド本などには一切載っていないような、なかなかマニアックなスポットも多く、到着するまでのワクワク感と到着した時のゾクゾク感が最近クセになりつつある私。
今回のスポットは、特にマニアック度が高めかも。
鮮やかなオレンジのアパートが目印ですが、ここにたどり着くまでとても狭い道を通ります。
※道が狭く駐車場もないため、自転車や徒歩での訪問がおすすめ。
オレンジのアパートと戸建て住宅の間の通路を奥に進むと、崖下の窪みに井戸のような場所が…
ここが『産女水』という湧き水。
奥を覗くと暗くてあまり見えませんが、ひっそりと水が湧き出ていて、熊本水遺産に登録されています。
現在は住宅の奥にある大変静かなスポットですが、昔は水量も豊富で共同水場として使われていた場所です。
江戸時代には、幕府の大名取りつぶし政策などにより主家を自ら去ったり失ったりした武士『浪人』が著しく増加したという歴史がありますが、この地域にも浪人がいたそうで、近くの浪人の家に女の子が生まれた際に産湯に使ったとも言い伝えられています。
このことが由来し『産女水』という名がつけられたとのこと。
またこの地域には昔『横手五郎』という怪力無双・大巨漢の人物がいました。
熊本城の宇土櫓の近くにある推定1800キロはあると言われている石を、首にかけて運んだという伝説を持つ人物。
この横手五郎が生まれた際にも、ここ産女水を産湯に使ったとされています。
傍らには放牛石仏もありました。
放牛が17年間の間に父の菩提を弔うために建立されたもので、石仏の数は100体以上。
熊本市内には80体あまりが残っており色々なところに点在しています。
ここ産女水にある放牛石仏は73体目。
とても静かな場所で、また1つ熊本の水の風土や文化を学ぶことができました。
暑さが少しばかり和らぎ、今からは心地よい季節がやってきます。
気候が良い日に、ゆっくりと散策へ訪れてみてはいかがでしょうか。
【産女水】
住所:熊本市西区横手町3丁目18
いつでも自由に見学可能ですが、明るいうちの訪問をおすすめします。
※一般の方の住居の奥にあるスポットですので、近隣の方の迷惑とならないようご配慮ください。
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