【土浦市】リニューアルした「土浦市立博物館」で土浦の歴史探訪。
土浦の歴史や文化に関する展示がされているのが公立の土浦市立博物館。1988年に開館した博物館ですが、建物いたるところが老朽化しこのまま土浦市の負の遺産となってしまうのかと心配していましたが、2年計画で約4億8000万円をかけた2022年7月からの大規模な改修工事が終わり、建物もきれいになり、展示物、展示方法などにも工夫をしているという事でお邪魔してきました。
関連リンク:2022年度土浦市予算の概要・教育費内(博物館大規模改修事業)
2023年度土浦市予算の概要・教育費内(博物館大規模改修事業)
隣接する土浦城の本丸と二の丸の一部を整備した亀城公園やまちかど蔵などと合わせて訪問すると、より歴史に触れられると人気のスポットとなっています。
下の画像は江戸時代後期から明治時代初期に建造された蔵を利用し観光案内所や観光土産品の販売が行われている「まちかど蔵の大徳」です。
以前ご紹介した【土浦市】レンガ蔵の喫茶店「喫茶 蔵」。歴史を感じながらご当地カレーはいかがですか?はこの大徳の向かい合わせに建っています。
さて本題に戻りますが、博物館1階は江戸時代に土浦藩を治めた大名土屋家ゆかりの茶器や刀剣などが定期的に入れ替えて展示しています。同博物館が所蔵する土屋家の刀剣は83口(※刀剣の数え方に「本」や「振」がありますが、土浦市立博物館で使われている数え方を使用しました)もあるそうです。
所蔵品の中には徳川家康の家臣で関ヶ原の戦いで功績を残した井伊直正が初代藩主となった彦根藩井伊家から送られた刀なども含まれています。井伊直正と言えば松本潤さん主演の2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」で板垣李光人さんが演じていましたね。そんなわくわくも感じられる空間でした。(多分私だけかも)
続いて奥ではテーマ展として、水害に悩まされてきた土浦のまちを救った「色川三郎兵衛と土浦の洪水」が行われていました。
当時の常磐線が霞ヶ浦の洪水及び川口川(現在もMALL505の地下を流れる)の逆水を防ぐ堤防の役割があったことには驚き、とても勉強になりました。
2024年9月7日(土)からは「道中絵図に見る水戸道中」が行われています。
関連リンク:土浦市立博物館公式「道中絵図に見る水戸道中」
2階へ上がると帆引船の模型が飾られていたり、椅子に座って文献が読める前室があります。
その先は季節ごとに展示内容を変えている、いわば企画展です。9月29日(日)までは夏季展示が行われています。
8月下旬訪問時は「霞ヶ浦に生まれた人々のくらし」と題した霞ヶ浦の周囲にできた村や歴史的埋蔵品や、水陸運搬拠点として重要な役割を担ってきた当時の土浦、そして現代の土浦市の歴史がわかるとても貴重な展示となっていました。
江戸時代の土浦城と城下町を再現した模型の展示などもあり、土浦の武家文化に親しめ空間でした。
そして、博物館の当日券を持参すると下の画像にある喫茶店で様々な特典を受けることができますよ♪ 私はこの後ニコニコ珈琲へ行ってみました。こちらの記事も参考にしてくださいね。
【土浦市】珈琲好きにはたまらない! リピ続出、専門店の1杯。
新たな発見ができる土浦市立博物館、機会があればぜひ足を運んでみてください。
土浦市立博物館
住 所:茨城県土浦市中央1丁目15-18
開館時間:9:00~16:30
休 館 日 :月曜日(※祝日の場合は開館)
※祝日の翌日、年末年始、展示替えに伴う臨時休館など
電話番号:029-824-2928