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”総選挙旋風”はジャズの名門レーベル”プレスティッジ”にも!

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家
プレスティッジ名曲・名演人気投票
プレスティッジ名曲・名演人気投票

以前、ブルーノート・レーベルの創立75周年総選挙が行なわれるという記事をアップしました(BN総選挙にも波乱はあるのか?)。

今度は、ブルーノートに並ぶ老舗レーベルであるプレスティッジが人気投票を実施するというニュースがリリースされていたので、ご紹介しましょう。

再発シリーズ「プレスティッジ7000番台クロニクル」と連動し、プレスティッジの名曲・名演の人気投票を開催します。あなたのお気に入りのプレスティッジの名曲・名演3曲をご投票下さい!

出典:プレスティッジ7000番台クロニクル|UNIVERSAL MUSIC JAPAN

プレスティッジについてはこちら⇒プレスティッジ・レコード(Wikipedia)

候補楽曲は65曲。

プレスティッジのラインナップは、”モダン・ジャズ”と冠される1950年代に流行の中心を形成していたハード・バップの主要ミュージシャンをほとんど網羅していると言っても過言ではありません。そのなかからピックアップされた65曲は、まさに“ジャズのストライク・ゾーンを体感するための試金石”となってくれるはずです。

リストをざっと眺めてみると、王道中の王道が並んでいるのですけれど、なかにはちょっとマニアックかなというものも……。いくつか“アンチ王道”な候補曲を拾って紹介してみましょうか。

♪Mose Allison- In Salah

♪Webster Young- The Lady

♪King Pleasure Moody's Mood For Love

♪Boogaloo Joe Jones- Right On

♪Rusty Bryant- Fire Eater

♪Walt Dickerson takes on "Death and Taxes" with red fractalscapes

♪Roy Haynes- Dorian

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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