この時期、たくさんの方が栗きんとんを求めて足を運びます。

今回は中津川駅すぐのにぎわい特産館にお伺いしました。

さて、今回は一歩踏み込み「栗きんとん、観光のこれから」について、中津川観光協会の田口さんにお聞きしました。

「栗きんとんに関しましては、実は令和元年に地域ブランド商標を登録いたしました。その後、様々な計画があったのですが、コロナがあり計画を変更。「おうちで栗きんとん」企画などを実施をしたり、ネットを通して栗きんとんを広めていました。その後仕切り直しをし、全国に栗きんとんを広めていきたいと展開中です」

都市部で購入される方は、一番近い都市、名古屋。中部地区のローカルな和菓子というイメージでしたが、これからはもっと多くの方に知ってもらおう、ということで関東、関西、今後は四国、九州も視野に入れて、展開していくとの事です。

今年話題となった、グランスタ東京でのポップアップショップ「中津川の栗きんとんLOVER」では栗きんとんのばら売り催事も大好評。

「ばら売りで販売するのは、このにぎわい特産館以外やっていなかったのですが、中津川栗きんとん協議会を発足し、協議会に参加した店舗中心にやっています。市内にはたくさんの和菓子屋があり、それぞれ栗きんとんの風味も違うので、それを楽しんでいただけたらと」「ここ数年で関西、関東でもこうした催事を行っています。徐々に認識されてきたな、という実感をし、手ごたえを感じております」とのこと。

周辺地域の方には、にぎわい特産館や和菓子屋さんで風味を楽しんでいただき、遠方の方には催事やポップアップショップで楽しんでいただく。

栗きんとんを全国に広める試みをコツコツ行っていくそうです。

その他、これからの課題は？

「栗きんとん時期は多くの方に来てもらえるのですが、冬に訪れる方が減るんです。落ち込みが激しいので、今年からはこちらを始めてます」

冬の観光は、寒さもあって観光客も落ちがちです。

栗きんとんほどのスターはなかなか出てこないかもしれませんが、あらゆるコンテンツを企画して、多くの方に足を運んでもらえるようにするには、様々な演出が必要ですよね。これからの中津川観光協会のアイデアに注目です。