プーホルスにホームランを打たれた日本人投手。大家友和とダルビッシュ有は3本ずつ
アルバート・プーホルスは、432人の投手から計667本塁打を記録している(レギュラーシーズンのみ)。そのうち、日本人投手は7人。合わせて14本のホームランを喫した。
プーホルスにホームランを打たれた最初の日本人投手は、マック鈴木(鈴木誠)だ。2002年6月8日の登板直後。プーホルスにとっては通算50本目の一方、鈴木からすると通算67本目の被本塁打で、これがメジャーリーグで最後に打たれたホームランとなった。鈴木の被本塁打は、ラスト5本中3本の相手が通算600本塁打以上。63本目がサミー・ソーサ(通算609本塁打の433本目)、65本目はケン・グリフィーJr.(通算630本塁打の458本目)だ。
プーホルスに打たれた本数は、大家友和とダルビッシュ有(現サンディエゴ・パドレス)の各3本が、日本人投手では最も多い。2009年6月13日に、大家は2打席続けて打たれた。この試合の大家は、敗戦投手となったものの、7イニングを投げて2失点に抑えた。
ちなみに、プーホルスに被本塁打3本以上の投手は、8本のライアン・デンプスターを筆頭に64人を数える。このなかに、大家とダルビッシュ以外のNPB経験者は3人。エルマー・デセンス(1999年/読売ジャイアンツ)、デーブ・ウィリアムス(2008年/横浜ベイスターズ)、コルビー・ルイス(2008~09年/広島東洋カープ)が、3本ずつ打たれた。デセンスとルイスの被本塁打は、NPBからMLBへ戻ってから。ウィリアムスはNPBで投げる前だ。
また、石井一久と岩隈久志がプーホルスに喫した、それぞれ2本目のホームランは、どちらも初回の2者連続だった。2003年7月18日の石井は、ジム・エドモンズとプーホルス。2016年9月4日の岩隈は、プーホルスに続いてC.J.クロン――ケビン・クロン(現・広島東洋)の兄――に打たれた。