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レブロン・ジェームスが自分が発した言葉を商標登録

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
自分が発した言葉を商標登録したレブロン・ジェームス選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今やNBA屈指のスター選手になったレブロン・ジェームス選手が、かつて自分が発した言葉を商標登録したことがわかった。米国最大のスポーツ専門TV局『ESPN』の電子版が31日、報じている。

 同記事によれば、ジェームス選手が2014年『Sports Illustrated』誌に掲載された記事で本人がコメントした言葉「Nothing is given. Everything is earned.(与えられるものは何もない。すべてが勝ち取っていくものだ)」を、日本の特許庁にあたる『U.S. Patent & Trademark Office』に商標登録したという。

 今回の商標登録に至った背景には、ジェームス選手が設立した『レブロン・ジェームス・ファミリー基金』とジェームス選手の故郷であるオハイオ州アクロン市の提携プロジェクトがある。このプロジェクトは2018年秋からスタートし、ジェームス選手が提唱するプログラムを推進する小学校『I PROMISE School』をアクロン市に建設するというもので、この学校の校訓として使用するため商標登録したという。またこのフレーズは、Tシャツやスウェットシャツなどプロジェクトの関連グッズにも使用される予定だ。

 ジェームス選手は今回の商標登録だけでなく、すでに「Just A Kid From Akron(アクロン出身のただの子供)」というフレーズを商標登録している。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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