【泉佐野市】一瞬で没入感に浸れる『外遊びグッズ』専門店。 世界のおもしろギア約1000点!圧巻の迫力
こぢんまりとした店内に並べられたアイテムは約1000点。
お店に入った瞬間の高揚感は過去一でした。
「生きた火は癒されます」
そう言ってゆっくり灯りをともしてくれたのは アウトドアライフショップ「Piilo(ピーロ)」のオーナー 嶋津 優議(しまづ まさのり)さん。
ゆらゆらと燃える炎を眺めていると、不思議と心が穏やかになっていきます。
こちらのランタンは「パラフィンオイル」を使っていて、煤や煙が出にくいそうです。
虫が寄りつきにくいオイルもありますよ。
フィンランド語で “隠れ家” の意味をもつ「Piilo」
今回ご紹介するお店は、市場西(「スーパー松源」の斜向かい)にあるアウトドアライフショップ「Piilo」。(Googleマップ参照)
日本の商品のみならず、韓国や中国、北欧、アメリカ、ドイツなど、世界中の『外遊びグッズ』が買える春にうれしいお店です。
“アウトドア”と言えば主にキャンプを想像しがちですが、「キャンプギア」の範囲を超える品揃えに、キャンパー以外の方でも楽しめる要素がモリモリ。
『外遊び』を強調したのは、日常的に使えるアイテムが多いことから、誰にでも親しみやすいお店だと感じたから(出かけるためにモノを買い揃えるのではなく、日常のモノを探すイメージ)。ちなみに店名の「Piilo」とは、フィンランド語で “隠れ家” を意味する言葉だそうですよ。
「キャンプも “不便を楽しむ”時代から“便利を楽しむ” 時代へと変わりつつあります」と嶋津さん。
そんなお店で出逢う商品は、「外遊び」だけじゃなく、「家」や「災害時」にも活躍してくれそうな魅力的なギアばかり!
一歩足を踏み入れると一日中過ごしていたくなるほど “没入感” がハンパないお店です。
店内の様子
びっしりと並べられたアイテムは、デザイン性と機能性を兼ね備えた優れたものばかり。欲しいものだらけで目が泳いでしまいます。
このお店の最大の魅力は、量販店にはないコアなアイテムがあること。
あったらうれしい便利なモノや、“機能性×軽量化”を実現したモノなど、子育てに忙しい主婦やシニアの “お助けアイテム” もきっと見つかるはず。
とにかくモノ、モノ、モノで埋め尽くされた店内は圧巻の迫力。掘り出し物を探す感覚で見て歩いても楽しい。
女性を意識した可愛らしい商品も多く、男女問わず楽しめます。
ひとふりで味が決まる人気のスパイス類もいっぱい!
こちらの穴蔵っぽい空間には、クーラーバック、椅子、鍋などの大きめのアイテムがズラリ。なんだったらここで暮らせるのでは⁈ と楽しい想像も尽きません。
実はわたし、無類の「アウトドアグッズ好き」でして、家に山ほどのアイテムを所有しています。
理由はシンプル。軽くて丈夫、そしてデザインが素敵だから。
かといって本格的な登山やキャンプを趣味としているわけでもなく、あくまでも「日常使い」で楽しめるものをセレクトしています。
どんなアイテムがあるの?
個人的に気になった商品と、嶋津さんおススメの商品をご紹介します。
「hibi」は、マッチを擦るように火をつけて使えるお香スティック。
「日常に10分、自然のアロマを。」というコンセプトの通り、どこでも誰でも癒される素敵な商品。実は息子からプレゼントされて以来「hibi」の大ファンで、こんな商品こそ 辛く悲しい災害時の “心の休息” に必要なのではないかと感じます。
もちろん、お仕事でお疲れの夜にも。
(「火気厳禁」の場所でのご使用はお控えください)
ランタンが笑ってるってなんかいいなぁ。灯りをつけたい場面って楽しい時ばかりじゃないと思うから、そんな時にこのランタンがあると明るい気持ちになれそう。
もちろん、夕暮れ時のBBQやキャンプでの “ひとりトイレ”(夜は怖い) のお供にも〇。
少し値は張りますが、抜群に素敵なデザインのホーローカップとステンレススチール製のマグ。
わたしは、「兎印」のホーローカップをかれこれ5年以上愛用していますが、塗装のはげなどは見られるものの、丈夫でにおい移りもなく、なんといっても軽いからどこへでも持ち運べて便利です。熱い飲み物を入れると、持ち手が少し熱くなるのは要注意ですが、猫舌のわたしは持ち手が冷めた頃に飲むと丁度良く、そんな扱いにも愛着を感じています。
“外枕”がここまで快適になる時代が来るなんて驚きです。というよりこんな枕があるなんて知らなかった。この枕は、奥が「HARD」、手前が「SOFT」な寝心地となっていて好みで選べます。
こんな風にクルクルと丸めると小さく収納もできて、キャンプだけでなくピクニック中のパパのお昼寝にも活躍しそうです。
実は、「キャンパーではない」と言いましたが、子ども達が小さい頃はよくキャンプをしていました。ところが年齢と共に”寝心地”を追求するようになり、テントで寝るなんてとてもとても…と、カラダが辛いことばかりを想像し、キャンプから遠ざかってしまっていました。
ですが、シニアはシニアなりのアイテム選びをすれば、いくつになってもキャンプを楽しめるということを知り、うれしい収穫でした。
そして「外ごはん」だって最高の味を追求したい。
「これでお米を炊くと最高に美味しいんです」と嶋津さん。
なんだったら家でも炊いてほしい、と熱弁。
すり鉢形状によって対流が起きるので、お米がふっくらフワフワに炊きあがるのだそう。そして、フタの重みがほどよい圧力をかけてくれるのもポイント。実際に持つとかなりの重さに驚きます。
こちらがよく売れているというIH、ガス、焚き火、直火対応の「くっつかないフライパン」。
高級硬質特殊フッ素樹脂加工イノーブルコーティングが施されていて、何を焼いてもくっつかないから、調理後はサッとふき取るだけでOKなのだそう。
しかも軽量(1kg)で持ち運びにも便利。これ、家でも使いたいと思いませんか?
お弁当のおかずづくりに、サッとふき取るだけで何品も作れちゃうフライパンってめちゃめちゃ便利だと思います。傷、摩擦にも強く、耐久性にも優れているそう。
わたしこれ買いました! ずっと欲しかった「ひとり焼肉用」のグリル(2~3人でも!)。
ワンタッチで設営もできてお手入れも楽ちん。ホームセンターで「豆炭」を買って、ちまちま肉や魚を焼いて楽しみたいと思います。
専用のバックやトングも付いているから、いつでもどこへでも持ち運べます。
記事の終わりに「ひとり焼肉」の設営の様子を撮影しましたのでご紹介します。
他にもおもしろギアがいっぱい!
8分間 燃え続けてくれる着火剤。
手の動きを感知して灯りがつくライト。
おしゃれ過ぎる野菜の皮むき器。
暗いところでも安心。蛍光塗料のテープ。子どもの背中に貼ってあげたい…
水の中に潜む有害な病原菌を99.99999%除去(世界最高水準)してくれるフィルター。なんとこのフィルターを通すと川の水も飲めるのだとか(*)。
*川の汚染状況にもよる為、使用上の注意をよくお読みの上 ご判断ください。
こちらの「携帯ミニトイレ」は、おしっこを固めてニオイを閉じ込めてくれるから、外での使用に限らず、渋滞中の車の中でも便利。もちろん災害時にも〇。
40年以上前から変わらないデザインで世界中に愛されている折り畳み式カップ。
内側のつまみ部分を引き上げると、折りたたまれていたカップの縁が立ち上がります(オレンジのカップ参照)。軽量、コンパクトのカップは、つい紙コップを使いたくなる場面(お花見や運動会)でも活躍してくれそう。ゴミが出ないって環境にも優しくてGOOD。
嶋津さんがヒョイと持ち上げて見せてくれたプレートは、切り立てを食べられる「まな板になるお皿」。フルーツやおつまみをテーブルの上でちょっと切り分けたい時や子どもが食べやすいサイズにササっと切り分けたい時などに便利。
ガラス繊維を配合した特殊な素材で出来ていて、傷が目立ちにくく頑丈でありながら驚くほど軽量で、レンジ、食洗器にも対応してくれる優れもの。
石のようにザラザラとした手触りで、外でも抵抗なく使える感じもいいですし、ホールケーキを置いて切るのにもピッタリ! と、あるようでなかった商品に感心しっぱなしです。なんと大阪の町工場の技術を活かして成型しているそうですよ。
他にも、LEDライトを素敵に演出するNUTS Outdoor「BRIESTA」や軽量でコンパクト、二次燃焼で煙の少ない「ソロストーブ」、キッチンコーナーの便利でおしゃれなアイテムなど、魅力的な商品ばかり。
調理道具を眺めていたら 春に「外ごはん」を作ってみたくなり、嶋津さんにおススメの調味料を尋ねてみました。
調味料コーナーに並んでいるものは、どれもすべておススメだそうですが、特におススメなのがコレ! とかなり熱くご紹介いただきました。
「TUBU」とラベルに書いてある「粒マスタード」!
いいお値段しますが、この美味しさは感動ものです。
国産の原料のみでつくられた「粒マスタード」の歯ざわりはまるで魚卵のようにプチプチしていて、ウインナーや白身魚に合うことはもちろん、そのまま酒のつまみとして食べるのもおススメです。
*20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。
実家は仏壇屋。物心ついた時にはキャンプをしていた
嶋津さんのご実家は仏壇屋。
お父様がベテランキャンパーで、お盆の繁忙期を過ぎると決まって家族でキャンプに出掛けていたそうです。
そんな環境で育ったこともあり、「外遊び」にまつわることは自然に出来るようになっていった、と話されます。
アウトドア関連グッズはコロナを機に需要が高まり、今は災害時にも便利なアイテムとして注目されています。
奇しくも「Piilo」のオープン日は、コロナの集団感染が起きたクルーズ船が横浜港に到着した日。思いもよらぬ逆風に頭を悩ませたといいますが、外出自粛期間中は「おうちキャンプ」ブームに火がつき、アウトドア業界にとっては追い風となる結果に。
「今はネットで何でも買える時代ですが、アウトドア用品はサイズ感の失敗もありますし、使用感をぜひ店頭で試してから購入されることをおススメします」と嶋津さん。
商品のセレクトに関しては、自分で使ってみて本当に良いと思ったモノだけを店頭に置くようにしている、とも話してくださいました。
小さなナイフ一つとっても手に馴染むかどうかはとても大切。
“一生つきあう”つもりで真剣に選びたいですね。
おまけ情報
「Piilo」は駐車場がないので お車でお越しの際は斜向かいにある「スーパー松源」の駐車場に停めてください(駐車場入り口は表通りに面しておらず横手にあるため注意が必要です)。
「Piilo」でお買いものをすると金額にかかわらず「1時間無料」のチケットがもらえますので駐車券のご提示をお忘れなく。
「ひとり焼肉」設営の様子
早速、家に帰って購入した「パーフェクトグリルミニ」をセッティングしてみました。まだ肌寒い日も多いですが、ポカポカ陽気が続く季節が待ち遠しいです。
わたしたちの街には自然エリアもいっぱいあります。
用途にあわせた『外遊びグッズ』を 「Piilo」で探してみてくださいね。