パンをきれいに成形する3つのポイント
私がパン作りを始めたての頃、成形が特に苦手でした。
バターロールを作るときも「なんかお店みたいな形に仕上がらない」とずっとモヤモヤしていた期間がありました。
そこで今回の記事ではパンの成形をうまくするためのコツを3つお伝えしたいと思います。
1、ベンチタイムをとる
パン作りを長年している人でもベンチタイムの役割を知らない人が結構います。
ベンチタイムは成形前に生地を休ませて柔らかくするための時間です。
原則として、パン生地は休ませるだけ柔らかくなるということです。
これを無視して、生地の弾力が強いうちに無理に形を整えると生地が荒れたり、うまく整わなかったりします。
成形が複雑なものほどベンチタイムは長めにとるときれいに整えやすくなります。
2、仕上がりの形をイメージする
人は考えたことに引っ張られる生き物です。なんのイメージもないまま形を整えてもきれいなものは出来上がりません。
レシピを参考にまずはイメージトレーニングをしてから実際にやってみるのがおすすめです。
また、イメージすることに関してもう一点付け加えるのであれば生地の気持ちを考えて成形することも大切になります。
生地に必要以上の負担をかけてしまうと、ホイロ(最終発酵)の時にボリュームが出にくかったり、焼いた時に縮んだりする原因になります。
生地の状態をイメージして成形してみましょう。
3、回数を重ねる
上記のポイントは生地の扱い方に関して言及しましたが、パン作りも一朝一夕で上達するものではありません。回数と経験を重ねることで上達していきます。
なるべくパンを作るスパンも短いうちに(体が感覚を覚えているうちに)繰り返しやるのがポイントです。
パンの成形の難しいところは焼いてみるまでどんな形になるのかわからないということです。
成形地点では綺麗に見えても、焼いてみると不恰好になってしまったりもします。
どんなふうに力を込めてどんなふうに成形をするとこうなるっていう統計を自分の中に蓄積することが上達の鍵です。
まとめ
成形のポイント
生地は休ませて柔らかくしてから整える
イメージを明確にしてから整える
回数を重ねて感覚を身につける