ハワイ、ホノルルで道路横断中の「歩きスマホ」は違法・罰金:市長が承認、10月から施行へ
ハワイのホノルル議会は2017年7月12日に、道路横断中の「歩きスマホ」を違法とする法案が、7対2の賛成多数で可決されたことは先日伝えた。
そして7月27日にホノルル市長の Kirk Caldwell氏が「distracted pedestrian law」と呼ばれる法案の承認にサイン。10月25日から施行される予定。ホノルルで道路横断中に「歩きスマホ」をしていると罰金が科せられるようになる。スマホだけでなく、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機器、デジタルカメラも罰則の対象となる。緊急連絡番号(911)は罰金の対象外。なお、イヤホンをつけて音楽を聴きながらの道路横断は違法にならない。
罰金は15ドル(約2,000円)から99ドル(約12,000円)で違犯した回数によって以下のように額が異なるようだ。
・初めてなら15ドル〜35ドル
・1年以内に2回目だと35ドル〜75ドル
・3回目以降は75〜99ドル
『歩く時の常識』を思い出してもらいたい
GHSA(Global Health Security Agency)によるとハワイは2015年の『アメリカでの歩行者の事故件数』が17位だった。ホノルル市長のKirk Caldwell氏は調印式で「高齢者の多くが、道路横断中に事故に遭っている。ハワイの美しい街では『歩く時の常識』を思い出してもらいたい」と語っていた。
日本人は1年間に148万人もの人がハワイを訪問。「歩きスマホ」の罰金も決して他人事ではない。