星野源『うちで踊ろう』にみられる自粛のクリエイティブと音楽の権利(ライツ)のゆくえ
KNNポール神田です。
シンガーソングライターの星野源さんのアップしたコラボ用の動画で日々いろんなアーティストが参加し、音楽の楽しさを教えてくれる。
星野源さんのコラボ用にアップしたのは生ギターとソロボーカルのみ
なぜかコラボに安倍総理も…突然の参戦…。
犬をなでて、コーヒーを飲んで、読書して、リモコン操作して…
さっそく、ネタとしてものまね芸人ビスケッティ佐竹参戦!
9割仕事がなくなりながらの自粛だそうです。
■音楽のアレンジが変化していく…
そこにいろんなアーティストが参戦するようになった…。
YouTubeで知られるドラマーよよかちゃん
GLAYのギタリストHISASHI
雰囲気がかなり変わる。
ベーシストの亀田誠治
いつもながら、かっこいいベースラインを聞かせてくれる
プロドラマーの山木秀夫
大御所ドラムがはいって、楽曲のアンサンブルが完成
プロドラマーのDaniel Baeder version
アレンジが違うだけで全く別の曲になる。
さらに、ホーンセクションがつくとガラッと雰囲気が変わる
同じ曲なのに、ホントこれだけ変化するとは…音楽のアンサンブルは不思議な有機体でできている。
マイナスワンのカラオケバージョン
しかも、カラオケも用意されているので、ウチで歌える。
顔面でベースを弾く、ベーシスト秋吉雅史
ファンキーですね。
Vocalist/Vocal coach/Songwriter今野華子
https://www.instagram.com/p/B-tDmD7JZLE/
ハモリがすてきですね!
■いろんな自粛型のクリエイティブを紹介
ゴールデンボンバーの替え歌で『自粛して』
これはもう、クオリティと手間のかけかたがすごい…。
ご存知、ピコ太郎もセルフカバーで、しかし広告はオンにしてください!
ジャニーズ事務所のARASHIも全面的にYouTube活用
■新たな音楽の権利ビジネスが必要なフェーズにはいってきている…
音楽がCDというフィジカルの円盤を売る時代から、興行や物販とサブスク収入の時代へと代わり、全世界でコロナ自粛で興行収益がゼロとなってしまった…。
自粛しながら、新たなクリエイティブ、星野源さんの楽曲からもいろんな意味での、二次創作やなにかでも、経済が回るような新たな音楽の権利(ライツ)が必要な気がして仕方がない。
もはや、素材の楽曲の使用権やアレンジ権を支払うかサブスクするかで、新たな価値を創造していき、稼ぐことが可能なデジタル市場はできつつある。
『音楽』はレコードの発明で、新たなビジネスの鉱脈を見つけ、ラジオの登場でジュークボックス等の販促ができ、テレビの登場と、音楽専用チャンネルMTVが生まれ、iPodが生まれ、さらにサブスクによるストリーミングが主体へと変化してきた。アフターコロナ以降の音楽ビジネスは、著作権を守るというよりも、著作者により分配されるようなクリエイティブ権というような、新たな『権利(ライツ)』のビジネスモデルが必要となったと思う。