こんばんは！

武蔵小杉を中心に、川崎市内のトレンド＆カルチャー情報をほぼ毎日更新しています、俳優のAshです。いつか酒場放浪記のプロデューサーに見つかって、琵琶を弾き歌いながら酒場をめぐる番組に出演するのが夢！（笑）

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さて、7月最後の記事は…

8月末で営業を終了してしまう、武蔵中原の隠れ家レストランにお邪魔してきましたので、そのお料理をご紹介して、記録に残したいと思います。

NAKAHARA サンサン

それは、こちらのお店です。

武蔵中原のTSUTAYAの近くの住宅街にひっそりとたたずむ、隠れ家レストラン「サンサン」。

私は以前その存在を友人から教えていただき、今年は結婚記念日に行こうかな、と思っていました。友人にそのことを告げると、予約をしてくれて、運良く希望の日程を予約できたのですが、なんと、サンサンさんは、8月末で閉店してしまうということでした。

常連の方で、行きたいかたもいらっしゃるだろうに、私たちが一席いただいてしまっていいものかどうか、かなり迷ったのですが、ここで予約がとれたのも何かのご縁なのかな、と思いました。

中原にこんな素敵なお店があった、ということを自分の記憶と街の記録に留めるためにも、体験させていただくことにいたしました。

一軒家レストラン

そして、その日がやってきました。

子ども料金の設定はない、ということでしたが、そろそろ大人のコースも食べられる小学校6年生の子どももつれて、3人でいきました。

一軒家のリビングをお店に改装してある感じなので、４人掛けテーブルがふたつのみ。当日は、私たちのほかに、男女のお客様が一組いらっしゃっていました。

私たちの食事の途中でも、幾度かお電話がかかってきていましたが、「閉店まで週末のご予約はすべて埋まっております」とのお答えでした。本当に、奇跡のような貴重な機会に滑り込ませていただいたんだな、と感謝でいっぱいです。

本日のメニュー

お友達から、とにかく本格的なフレンチで、美味しくてボリュームたっぷり、と聞いていました。本日のメニューはこちら。

アンティパスト

マッシュルームのムース、生ハムモッツァレラ、牡蠣グラタン、イベリコ豚のパテ、バイエルンケーゼ、真鯛カルパッチョ、サワークリームカナッペ、豚肉ゼリーよせ

これだけの内容がこの一皿に…。

わたし、これだけでワインボトルがあいてしまう自信があります。

空太郎（6年生）も「おいしい〜」とパクパクと全部食べていました。特に、牡蠣グラタンはお気に入りだったみたい。

冷製ポテトのスープ

スープは、夏の定番のビシソワーズですが、やっぱりこれがプロの味で美味しい！

パンもとってもおいしくておかわりしちゃいました。

キノコとトマト　バジルの香りのパスタ

そして、パスタです。

このシンプルな夏のパスタ。　キノコ、トマト、バジルというトリオは、王道中の王道です。手に入りにくい食材でもない。でもなかなかこの味は出ないんですよね。　

オマール海老　アメリカンソース　ヤングコーン添え

そして、魚料理はカナダから空輸するというオマール海老！！

とってもジューシーで、ハサミがボリューミーなのと、卵までしっかり美味しい。

仔羊のマスタード焼き　タコのリゾット　焼き野菜

そして肉料理のメインは、こちら。

骨付きのラムと、タコのリゾットに焼き野菜。

肉も美味しい、野菜も美味しい。しかしこのタコのリゾットは絶品！！　

ブルーベリータルト、カシスシャーベット、フルーツ

ブルーベリータルトもまた甘すぎず、舌触りが滑らかで、お腹がいっぱいなはずなのに、するすると胃に収まってくれるデザートでした。

カシスシャーベットと、アメリカンチェリー、ガーネットの赤ワインと色が調和して、今までのディナーの美味しさを反芻できる、深みのある時間を演出します。

こんな素敵なお店に出会えたのに、すぐにお別れを言わなければならないのは寂しすぎました。本当に、中原区には素敵なお店が山のようにあるんですね。

サンサンさん、ありがとうございます！

シェフもホールを担当なさるカッコいい奥様も、写真はNGとのことで残念ながら掲載はできませんが、独自のこだわりと、お客様へ貫いてきたスタイルがよくわかる接客、そしてお料理でした。中原にこのようにお店を構える前には都内でお料理をされていたそうで、たくさんの方に愛されて、長年続けていらっしゃったことに、本当に感謝です。

おかげで、私たちの記憶に残る記念日になりました。

どうぞ、8月31日の営業最終日まで、大切なお客様の記憶に残るお料理を作って、がんばってください！