【一宮市・起】珍しい『おはぎランチ』江戸末期から明治初期の古民家でのんびりタイムスリップ♬
こんにちは!地域情報エキスパートライターのにったようこです。今回は一宮市起にある歴史的建築物のカフェをご紹介します。
湊屋倶楽部(茶店 湊屋)
湊屋は、国の有形登録文化財に指定された江戸末期から明治初期の古民家です。美濃路の宿場町「起宿」で船問屋として栄えた「湊屋文右衛門邸」は築後150年の建物で、明治24年の濃尾大震災にも倒壊しなかった起宿唯一の建物です。
湊屋文右衛門邸
慶応4年(1868年)の記録にも残る歴史的建造物です。日本で初めてのデザインタオルを製造したといわれる「小川タオル」の小川家をはじめ様々な方が住まわれたのち、平成21年9月市民団体湊屋倶楽部が管理をはじめ、平成22年9月には「旧湊屋文右衛門邸」として文化庁登録有形文化財に登録されました。
通りの面格子や、麻の暖簾、赤い布で覆われた腰かけが風情があります。
敷居を跨ぐと広い土間玄関、そしてその奥に台所が続き、座敷が繋がる伝統的な日本家屋の造りです。
懐かしい布製のわらじなど懐かしい小物の販売もしています。
お茶を味わう部屋は、居間の椅子席と、ミセ、ナカノマ、ミセザシキ、ブツマ、ザシキがあります。いずれも「ゆったりとした気分になれる」と訪れる人々に好評だそうです。
どこから見ても睨まれているような「達磨大師」を描いた六曲一双の大屏風。迫力がありとても存在感がありますね。
床の間の座敷に座って・・・
真夏の蝉の声が聞こえてくる和の空間、障子の向こうに見える日本庭園の緑が涼し気に感じます。
床の間には、ちょっと背筋がピンとする日本人形が飾られています。
ランチをいただきました
昔ながらの懐かしい郷土料理を提供し伝統的な暮らし方を考える湊屋のランチ。今回は、お値打ちな3種類のメニューの中からおはぎランチをいただきました。
◆おはぎランチ
あんこときなこのおはぎとそうめんとお漬物の組み合わせは、おはぎの甘味と冷たいそうめん出汁の塩味と野菜の酢漬けの酸味との組み合わせが絶妙でとても美味しかったです。
しっかり重みのあるおはぎは甘くておいしかったです☆
冷たい濃いめの出汁のそうめん。夏には最高ですね!!
メニュー (各税込)
コーヒー 400円
紅茶 400円
ラムネ 200円
ぜんざい(夏季は冷やしぜんざい) 700円
かき氷(白玉宇治金時・苺もどき・夏季のみ) 600円
ランチ 600円
おはぎランチ(夏季は冷やし麺)
湊屋のライスカレー
カレーうどん
デザートセット 700円
ケーキ
白玉あん
あんトースト
鬼饅頭(2個)
おはぎ(2個)
(上記に+珈琲or紅茶)
お抹茶
ランチ+デザートセット お好みの組み合わせで100円OFF(1,200円)
湊屋御飯(要予約)
2,000円
料理の後 デザートとお飲み物
天ぷらの集い(要予約)
毎月1回 水曜日開催 2,500円
12:00~ 6名様限定先着順(7月8月お休み)
会場:学習室 食後 デザートとお飲み物
湊屋弁当販売(要予約)
600円
定期的に予約販売(原則毎月第二日曜日・第四土曜日)
湊屋土産
おはぎ2個 300円
鬼饅頭2個 300円(ご注文頂いてから15分蒸します)
一宮産蜂蜜 600円
一宮げんこつ 200円
季節により フキ味噌・ゆずジャム・ホウ酸団子などetc
蔵
母屋の裏には蔵があります。老朽化が深刻化し、2020年10月にクラウドファンディングを実施してたくさんの寄付が集まり、リフォームが施されました。現在は会場として様々なイベントなどが行われています。
重厚な歴史ある蔵の空間が生まれ変わり、地域の皆さんが利用できるようになりました。
2階の吹き抜け部分から見下ろしてみました。
湊屋は、歴史に詳しい方はもちろん、そうでない方も建物や景色を見るだけで楽しめる場所だと思います。歴史ある茶店でのんびりタイムスリップした気分で美味しいおはぎを頂きませんか☆