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ポストコロナの農業の方向性

松平尚也農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。
(写真:ロイター/アフロ)

 本稿ではポストコロナ時代の日本農業の方向性を農業者の観点から考えるために、私の農場が経験したことを一家族農家の視点から共有していきたい。目的は新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)により浮かび上がる食料と農業分野における課題を検討しその解決への道のりを考えるためだ。検討においては、日本の農業関係の新型コロナ対策と農業現場における農家の実感の関係性にこだわり、ポストコロナの方向性を少しでも照射していくことを目指したい。

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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