オランダ、目の不自由な方向けのメガネ開発:文字や顔を認識して音声で読み上げ
オランダのスタートアップ企業のEnvisionがGoogle Glass(グーグル グラス)を活用して目の不自由な方向けのメガネを開発した。Googleグラスを活用したメガネをかけると、人の顔、物、文字、周囲の状況などを人工知能(AI)のソフトウェアが認識して音声で伝えてくれる。音声は60ヶ国語に対応。光学文字認識機能も搭載し、手書きの文字も識別して音声で読み上げる。
同社が公開している動画では、メガネをかけた目の不自由な方が料理のレシピを読んで料理を作ったり、周囲の同僚を認識して音声で伝えたり、電車に乗るためにホームにある列車の発車時刻表を伝えたり、スーパーでの買い物を支援してくれたりする様子が紹介されている。2020年8月から販売開始を予定しており、オフィシャル価格は1899ユーロ(約23万円)。
▼Envisionが開発した目の不自由な方向けのメガネの紹介動画