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【保育士も要チェックしている】育児ノイローゼになりかけているママの危険サイン

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

育児漬けの毎日を送っているママさんと接している中で、自分では気づいていらっしゃらないけれど無意識のうちにストレス過多になってしまっていることってあります。

ご本人はもちろん、周りの人が気づいて早めに対処できるよう、今日は「育児ノイローゼになりかけているサイン」をご紹介します。

育児ノイローゼになってしまう原因とは?

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中〜出産後にかけて急激にホルモンバランスが変化することで、身体の変化が起きていきます。

ストレスホルモンや甲状腺ホルモンが活発になり疲労感が上がりやすくなると同時に、幸せホルモンの低下によって、無意識のうちにストレスを感じやすくなっているのです。

寝不足

出産をすると、赤ちゃんの夜泣きや授乳によってまとまった睡眠時間が確保できず寝不足が続き、考える力が低下したり感情のコントロールが効かなくなってしまいます。

そうなることで、いつもならできることができない、いつもはしないようなミスをしてしまったりと、自分の身体と心のバランスがとりづらくなり、自己嫌悪に陥ったりしやすくなります。

周囲に頼れる存在がいない

圧倒的に多い原因として「周囲に頼れる存在がいない」ということ。

初めてのことばかりな上に、大切な命を育てられるのか?というプレッシャー。

そんな時にワンオペや転勤やシングルマザーなどで、周りに気楽に頼れる存在がいないのは、とてもストレスがかかってしまいます。

〝悩んでいるのは自分だけではないこと〟〝同じ悩みを経験した人からのアドバイスをもらえる環境〟はママたちにとって、とても重要なことです。

そして〝子育てとは全く関係のない日常会話をする〟ということも、子育て中のママにとって実はとても大切なのです。

社会から隔離されている気持ちになっている

仕事をしてバリバリ社会に出ているママに多いのですが、子育てが始まって家で子どもと二人きり。社会から突然隔離された気持ちになってしまいます。

そうなることで〝自分の存在価値ってなんだろう・・?〟とアイデンティティの欠如を感じてしまいやすくなります。

ママ自身の性格

子どもは思い通りにいかないものではありますが、ママ自身が「完璧主義や周りに助けを求められない性格」である場合、自分の首をしめて苦しくなってしまうことがあります。

子どもの発達

子どもの発達が遅れていると診断されたり、近所やSNSや育児本を見て、我が子の発達が周りの子よりも遅れていると感じた場合、その焦りから自分を責めてしまったりすることがあります。

育児ノイローゼになりかけているママの危険サイン

ママ用と周りの人用にチェック表があります。ぜひチェックしてみてください。

半分以上当てはまったら、要注意!

ママ用

周りの人用

対処法:誰かに頼る&何かを手放そう

育児ノイローゼでストレスを感じてしまっている場合は【とにかく周囲に頼る!ちゃんとしなきゃを手放す!】につきます。

1時間でもいいから寝る時間を確保!子どもと離れて一人の時間をもてるように、家族や託児所、保健所などの施設や民間の施設を活用してみてください。

いずれ誰かに頼らなくてはいけない時がきます。

なのであれば、ママ自身が倒れてしまう前に今から誰かに頼る練習をスタートしましょう。

孤独感を感じている場合は、何も話さなくても、スーパーの飲食コーナーに出向いたり、保育士さんや保健師さんがいる施設や交流センターなどの人がいる環境にただ繰り出してみるだけでいいんです。

そんなところに行く元気すらない時は、電話やメールをするだけでもOK!

日記やスマホのメモに今の自分の感情を思う存分書いたり、アウトプットするだけでも、気分が晴れたりします。

まとめ

今日は「育児ノイローゼについて」をお伝えしました。

「育児」とは、そもそも自分の思い通りに進むということから遠のいているものです。「育児を通して親も成長していく」とも言われていますが、本当にその通りだと思います。

子どもが0才なら、ママだってママ0年目の新人さんです。何も知らなくて、できなくて当たり前。そんな時は一人でこなそうとせず、誰かを頼る甘える勇気を。

同じ服を着させたって部屋の中がぐちゃぐちゃだって、子どもはちゃんと生きることができます。そして完璧にこなそうとせず、ぜひ何かを手放す勇気を持ってください。

また、もしも周囲のママさんが今回のような状況に陥っていると感じたら、

ぜひ、世間話をしたりママさんに一人になる環境を作ってあげてほしいと思います。

一人でも多くママさんの笑顔が戻りますように。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けている子育て相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューなどを予定しています。

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