CSファイナルでリーグ優勝球団を破ったのは過去6球団。今年の「挑戦者」は2位の千葉ロッテと3位の読売
パ・リーグは、2位の千葉ロッテ・マリーンズが、クライマックス・シリーズ(CS)のファースト・ステージを制した。セ・リーグの勝者は、3位の読売ジャイアンツだ。11月10日から始まるファイナル・ステージは、それぞれ、オリックス・バファローズと千葉ロッテ、東京ヤクルト・スワローズと読売が対戦する。
これまでに開催されたCSのファイナル・ステージあるいは第2ステージで、2位もしくは3位の球団が1位の球団を倒したことは6度ある。両リーグとも3度ずつ。レギュラーシーズンの順位で分けると、2位の勝ち上がりが4度(パ2度、セ2度)、3位は2度(パ1度、セ1度)だ。
そのなかには、千葉ロッテも名を連ねる。3位でCSに進出した2010年がそうだ。ファースト・ステージは、埼玉西武ライオンズに2勝0敗。ファイナル・ステージは、ディスアドバンテージの1敗――リーグ優勝の球団に与えられるアドバンテージの1勝――を含め、4勝3敗で福岡ソフトバンク・ホークスを破った。
ただ、昨年のパ・リーグのCSをファイナル・ステージのみの開催として捉えると、現在の千葉ロッテは、ファイナル・ステージの試合で7連敗中、ということになる。2013年の最後の2試合(第3戦と第4戦)と2015年の3試合に、昨年の2試合だ。
一方、読売が2位あるいは3位のシーズンにファイナル・ステージへ進むのは、2010年(3位)、2015年(2位)、2018年(3位)に続き、今年が4度目。過去3度とも、その先の日本シリーズにはたどり着いていない。計11試合で2勝9敗だ。
なお、オリックスがファイナル・ステージで試合を行うのは、レギュラーシーズンの順位を問わず、今年が初めて。これまでに2度進出したCSは、2008年(2位)も2014年(2位)も、最初のステージで姿を消した。相手は、両年とも北海道日本ハム・ファイターズだった。東京ヤクルトは、2011年(2位)と2015年(1位)に続き、3度目のファイナル・ステージとなる。今年の相手は、6年前と同じ読売だ。