雪国の心得 子どもや運転手が積雪期に注意すること【富山県入善町・黒部市】
雪国の積雪期は、車の運転の仕方や過ごし方など、注意すべきことがたくさんあります。初心に戻って、今一度確認しましょう!
積雪時の路上駐車について
富山県入善町や黒部市では、軽自動車の車庫証明が必要ありません。そのためか、普段から路上駐車をしている車をよく見かけます。
積雪時にも関わらず、路上駐車が放置されると、夜間などの降雪で車が埋もれてしまったり、除雪車の活動を妨げたりする可能性があります。
入善町によると、「道路除雪の一番の障害は路上駐車」だということです。除雪車がスムーズに除雪作業できるように、路上駐車はやめましょう。
除雪車について
大きな除雪車には死角があります。お子さんや高齢者の方が除雪車に近づいた場合、一生懸命除雪している作業員さんは、除雪車の死角などによって、人に気づくことが出来ないことがあります。悲しい事故を起こさないために、除雪車には近づかないようにしましょう。
道路に雪を捨てないようにしましょう
豪雪になると、除雪した雪の捨て場に困ることがあります。しかし、その場合でも、道路に雪を捨てるのは止めましょう。
道路上に雪の塊があると、交通障害になるばかりか、運転手はハンドルを取られ事故につながる場合があります。
雪を捨てる際は、側溝などに捨てるようにしましょう。
積雪期の運転について
雨天時と同じ感覚で運転をして、スリップしたことはありませんか。
昔、積雪時に、筆者が運転する車の前を走る車が、急発進したことでスリップして右往左往したのを目の当たりにしました。その車は、なんとか持ちこたえ事故にはなりませんでしたが、その時の恐怖は今も覚えています。
急ブレーキ、急発進、急ハンドルは、とても危険です。時間と心に余裕を持って、安全運転を心がけましょう。
スタッドレスタイヤについて
雪国の方で、1月にノーマルタイヤの方はおられないと思いますが、古いタイヤや摩耗が激しいタイヤの方は注意が必要です。スタッドレスタイヤだから安心だというわけではありません。タイヤの溝や購入年などの確認をしましょう。交換時期の判断に迷った場合は、無理をせず買い替えを検討しましょう。安い買い物ではありませんが、命を守るタイヤです。安心なタイヤで安全な運転を心がけましょう。
積雪期の通学路について
積雪期の通学路は、いつもと同じ通学路ですが、危険箇所が違ってきます。積雪期、小学校の下校時の挨拶は、「車に気をつけて帰ります!」から「おうちの軒下に気をつけて帰ります!」に変わることがありました。
軒下は、つららが下がったり、屋根の雪が落ちてきたりするので、とても危険なのです。
お子さんが通る場所、お子さんが遊ぶ場所には注意しましょう。
最後に
雪国の富山県では、避けて通れないことばかりです。「積雪期は、なるべく車の運転はしない」という方もおられるほど、積雪期の車の運転には気をつかいます。
車の運転をされる方もされない方も、積雪期は、特に、心と時間に余裕を持って安心安全にお過ごしくださいませ。