【札幌市東区】丘珠空港って意外と良い!というコトで函館から丘珠まで乗ってみました!
札幌市民といえども、なかなか利用する機会のない丘珠空港。
しかしそれはあまりにもったいない!!!
丘珠空港はすでに1942年にはその原型が整えられ、1961年から自衛隊と民間機の共用の空港となりました。
現在はFDA(フジドリームエアラインズ)が名古屋小牧、静岡便に加えて松本便を夏季の期間を中心に運行しています。
また北海道エアシステム(HAC)も道内を中心に路線を維持しています。現在は釧路、函館、女満別、利尻、奥尻という道内だけではなく、青森県三沢にも航路を持っていますので、丘珠空港は徐々にその重要性を増してきている、と言えるかもしれません。
そして私も昨年から度々丘珠を利用して女満別、そして第二の故郷函館(生まれ故郷は小樽です)に度々仕事やプライベート(母校の吹奏楽関係など)に行くため利用しています。
料金は季節によりますが12,000〜16,000円程度のことが多いですが、場合によってはもっと安くなることも。時間効率などの利便性を考えると、実は結構お得!
函館から丘珠に向かう場合、航路はご存知ですか?
絶対陸路では不可能な最短ルートを通ることが、お天気によってはあるのですよ。
つまり、明治時代に「札幌本道」の一部として海路利用されていましたが、最終的に陸路(橋やトンネル)が建設されることがなかった森と室蘭の間、つまり噴火湾の入り口部分。昔の人もこの噴火湾を横断できる道があれば、どんなに便利だろうか!と考えたでしょう。
そうなのです、道南と札幌の結ぶ最短ルートは「海の上」なのですが、丘珠を使用して道南に行く場合、飛行機は噴火湾上空をまっすぐ効率的に、いきなり道南から伊達市大滝村あたりを通過します。
今回もそうでした。函館を出発するとすぐに噴火湾を横切るような感覚です。写真は撮れませんでしたが渓流や滝をチラ見できました。(もちろんお天気によって航路は変わります。)
そして出発から30分弱程度で、眼下に支笏湖が!
そしてそこからすぐに山を越えて支笏湖エリアへ!ここがカルデラ地形だという大地の雄大さを感じとる事ができます。
しかしこの時に見る事ができた湖は支笏湖だけでないぞ!なんと北海道三大秘湖の一つであるオコタンペ湖を見ることができましたよ!
その後のフライトは、オコタンペ湖を見てわずか5分で山岳部を抜け定山渓を横切り、新発寒あたりに出ます。この辺りで新川に接続している琴似発寒川と、かつての発寒川の流路、そして北大の脇を流れていたセロンペツ川の空気を感じて興奮するのは私だけではないはず!
そしてさらに1分で樽川、そして花畔上空。撮りたかった花川防風林1.8kmをパシャリ。ちなみに花川という地名が花が咲いていて川があるからこの名前だと信じていた人がいてびっくり!樽川と花畔の歴史知らないのかなあ。
そしてもう1分でガトーキングダムのあたりで南東に転回して、丘珠に向かいます。ちなみにガトキンの場所にあった茨戸ハワイアンセンターを知らない人もいてびっくり!
そして丘珠に到着!
意外と安定して飛行し、時間も短くて快適でした。
空港には札幌の歴史を学べる場所もあります。是非札幌の東区や東豊線に接続便利な方は、丘珠を使って函館と往来する事も考えてみてはいかがでしょうか?
札幌駅からのバスは約30分。こちらも意外と便利です。
もちろん再度オホーツクや道東、そしてシーフードパラダイスの利尻島、礼文島(利尻島よりアクセス)、奥尻島に行く時にも、また丘珠空港を使って行きたいと思います。
ところで。この空港のレストランに玉ねぎの「札幌黄」を使った素晴らしいカレーがあるそうなので、ちょっとグルメレポにも出かけてみようと思います。
■丘珠空港■
住所:札幌市東区丘珠町
電話番号:011-785-7871
空港ビル開館時間:6:30~20:30(都合により変更する場合あり)
公式サイトは、こちら。