来シーズンは大谷翔平とバッテリーを組む!? カート・スズキがこれまでに受けた日本人投手は…
来シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がバッテリーを組むのは、カート・スズキかもしれない。
ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールによると、エンジェルスはスズキと契約することを考えているという。エンジェルスの本命はジェームズ・マッキャンだったようだが、先日、マッキャンは4年4060万ドルでニューヨーク・メッツに入団した。今オフのFA市場にはJ.T.リアルミュートも出ているが、契約するには1億ドル以上が必要となる可能性も高い。先発投手を欲しているエンジェルスは、捕手にそこまでの大枚を叩くつもりはないと思われる。そこで、スズキが浮上したというわけだ。
ハワイ出身のスズキは、ラストネームだけでなく、ルックスからも窺えるとおり、日本にルーツを持つ。10年近く前にESPNのジム・ケイプルが書いた記事によれば、日系4世だ。日系3世という説もある。ミドルネームはキヨシ。腕には「鈴木」のタトゥーを入れている。
また、スズキは、来シーズンがメジャーリーグ15年目となるベテランだ。1年目の2007年7月17日には、モップ・アップ(敗戦処理)として登板したシェーン・コミネ――こちらのミドルネームはケンジ――と、史上初のハワイアン・バッテリーを結成した。
けれども、これまでプレーしてきた4チームのいずれでも、日本人投手とバッテリーを組んだことはない。2013年のオークランド・アスレティックスには岡島秀樹がいて、スズキも8月にワシントン・ナショナルズからアスレティックスへ移ったが、この年、岡島がメジャーリーグで投げたのは6月半ばまでだった。
なお、打者と投手として、スズキと大谷が対戦したことはないが、スズキが対戦した日本人投手は少なくなく、そのうち、大家友和と松坂大輔からはホームランを打っている。