【 武蔵野屈指の良泉 】南欧かと思ったら小平だった「テルメ小川」
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 300 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
本日もいつものようにサウナを求めて夕刻、車を西へ走らせ「テルメ小川」さんへ。
まるで南欧のような雰囲気の施設外観ですが、此処は東京ローカル小平市。「テルメ」というのはイタリア語で「温泉」の意味だそうです。ここはサウナも良きなのですが、その後に浸かる温泉もたまらんのです。
施設は一階建て。こぢんまりとした休憩スペース。壁に飾られている絵画は近所の武蔵野美術大学の学生さんによるもの。そういえば、この施設の客層はどちらかというと若めかもしれません。
お食事処。奥にはリラクゼーションコーナー。
これは以前に館内で食べた小平うどんです(美味かった!)。このあたりはうどん向きの小麦の産地で、「小平うどん」や「武蔵野うどん」を冠したお店が結構あります。
男湯の暖簾をくぐります。脱衣所のロッカーの電子キー、これは番号固定の鍵ではなくて、記憶させればどの番号のロッカーでも施錠・解錠できるというもの。最近ようやく慣れてきました。開かなくなったり・閉められなかったり・自分のロッカーを忘れてしまったりと、今までに何度店員さんを呼んだことか(笑。。
浴室へ入るとその温泉の香りで「テルメに来た」と記憶が蘇ります。このお湯の香りと記憶が結びついてますね。小さなプールばりにかなりの広さの温泉槽にはなみなみと「黒湯」。多摩エリアに黒湯の温泉はいくつかあれど、その黒湯の濃さやトロみは別として「いい香り」という点ではここが群を抜いているように思います。
夏仕様のクールタイプのボディーシャンプーで洗体の後、サウナへ。少し前まで曜日ごとにタイプの違う「アロマサウナ」が実施されていたのですが、入口横のその表記がなくなっており、サ室のアロマもなかったです。それはともかく、そろそろ床板と壁板を張り替えてリニューアルしてもいい頃かも、などと少し。
座席は L 字型の2段の席と入口横に3人サイズのベンチ席、それとストーブ正面になんというのか正方形に近い大きいベンチ席(ここは熱そうです)。満席で 20 人以上収容できるのではないでしょうか。「収容」って、檻とか刑務所みたいでアレですが(笑。
テレビは無し、BGM は有線らしき、J-POP やビートルズなんかをピアノやオルゴールでアレンジしたインスト曲が控えめに流れてます。座る席によって結構温度差があり、自分はなるべくストーブから離れていて入口に近い場所に座るのがいつものパターン。この日は連続で 3 セット、全て 12 分計一周は入っていました。どちらかというとマイルド仕様なガス遠赤外線サウナです。
水風呂はなかなか鋭角的な冷たさ。肩まで 2、3 分の後、中腰、立位で合わせてぼんやり 5 分ほどの入水。浴槽のコーナーにある装置から定期的に噴水が溢れて水を追加するのですが、これが出た時には意味も無くその水と戯れるのがルーティーンです。。そんな風に人一倍長い水風呂で身体を芯まで冷やすと、その後のサウナがとても気持ちいいのでした。8 分までは序の口、ゆっくりと温まるので 10 分目以降が本番の本気汗という感じ。。
そんなどうでもいい自分の儀式的なサウナを済ませると、お楽しみの露天風呂です。奥にベンチが一つと、ととのい椅子は3脚。腰掛けると視界の空の広いこと・・店舗は青梅街道と西武拝島線の間に挟まれているような立地ですが、周囲は広い駐車場と畑に囲まれているので静かなもの。目隠しの向こうに見える木々から夜蝉の声。今夜は雲一つ無い半月の空でした。
個人的にサウナの後のメインディッシュというかデザートというのか、2つに区切られている岩風呂の奥の側、「掛け流し源泉」にそろそろと浸かります。底の段差が黒湯で全く見えないので注意。頭を岩の隙間に乗せ、横になる格好で水死体のようにプカプカと浮かびます・・この源泉は完全に人肌程度の湯温で、お湯と皮膚の境目を感じない「不感状態」とも言うべき感覚になります。。
その不感の感覚と浮力に身を任せていると・・なんでしょうか、『ドラゴンボール』のフリーザ編で、傷ついた悟空が傷を癒すために入った「メディカルマシーン」ってあったじゃないですか。培養液みたいなので満たされてる透明なビーカーみたいな装置。正にアレに入ってる感じなんですよ(入ったことないけど)。
最後に内湯の温泉でじっくりと温まり(こちらも気持ち良くて出れなくなる)交感神経モードに戻して終了です。
以上、「小平天然温泉 テルメ小川」のレポートでした。
カウンターのキューピーちゃん家族。来るたびに衣装が変わります。夏コレですね。季節に合わせて、本当に毎回コスプレが変わり、毎回撮らずにいられない筆者でした。
小平うどんや武蔵野うどんを紹介プッシュしましたがサ飯は「丸亀製麺」でした(笑。「鶏飯セット」のうどんを冷たいぶっかけで。夏季限定の「鬼おろし豚しゃぶ」もチラついたので大根おろしも付けました。それと茄子天も。
このセットは知らなかったけど期間限定なのかな。炭水化物 x 炭水化物で美味しかったです。ごちそうさまでした(^人^)
住所:東京都小平市小川町1-2494
営業時間:10:00~23:00(最終受付 22:15)
休館日:毎月第2水曜日(祝日の場合は翌週)
入浴料:平日 900 円 休日 1120 円
小平天然温泉テルメ小川(公式サイト)
広すぎる内湯、南欧スタイル(知らんけど)の施設「テルメ小川」@ 小平【 サウナ散歩 その 44 】(東京サウナ日記)