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【葛飾区】名庭園と抹茶と和菓子。大正ロマン漂う山本亭で入館者200万人達成記念の限定メニュー提供中

momo地域情報発信ライター(東京都葛飾区)

大正ロマン漂う近代和風建築の家屋と純和風の庭園の調和が美しく、国内外から高く評価されている「山本亭」。

2024年4月に入館者200万人を達成した記念に、現在期間限定抹茶メニューが特別価格で提供されています。

京成金町線の柴又駅から徒歩8分の場所にある「山本亭」は地元ゆかりのカメラ部品製造工場である山本工場の創始者、山本榮之助氏の邸宅でした。

大正12年の関東大震災後にここに移り住んでから4代にわたり使われていた歴史ある建物です。

また、伝統的な書院庭園である山本亭の日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「Sukiya Living・ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による2023年度日本庭園ランキングで足立美術館、桂離宮に続く第3位に選ばれました。

そんな山本亭には国内外から多くの観光客が訪れ、今年4月23日に入館者200万人を達成。その記念として二つのプロジェクトが企画、実施されています。

一つ目は「感謝の夕べ」として29日(土)、30日(日)夜に音楽ステージが見られる夜間特別開館を実施の予定。しかし残念ながらこちらの夜間イベントは予約上限に達し締め切りになったそうです。

そしてもう一つが期間限定和菓子付き抹茶メニューの特別価格での提供。6月30日まで数日変わりで抹茶と特別な和菓子がいただけます。美味しそうな写真につられ、早速入館してみました!

山本亭は伝統的な書院造りの日本建築の母屋に増改築を施し、洋風の要素を取り入れた和洋折衷の家屋。

館内には大正ロマンを感じるノスタルジックな空間が広がっています。

増築されたという「鳳凰の間」は邸内唯一の洋間。寄木のモザイク模様の床や大理石のマントルピースが見どころ。

館内では火鉢や黒電話など昔の道具も展示され、当時の生活の様子が垣間見られます。

自然光に満ちて解放感溢れる広間。廊下は大きなガラス戸とガラス欄間で、外の景色を綺麗に眺めることができます。

そしてこちらが日本庭園ランキング第3位を誇る日本庭園。

規模としてはそれほど大きくありませんが、奥に滝を配して奥行きを持たせたり、池の岸にアクセントをつけて広がりを持たせるなどの工夫が施された、美しい書院庭園です。

喫茶メニューはこの庭を眺めながら広間でいただくことができます。入館時に喫茶利用の旨と希望の商品を伝えて前払いし、引き換え札をもらって好きな席に座って待っているとメニューが運ばれてきます。

こちらが入館者200万人達成記念の期間限定和菓子付抹茶メニュー(税込600円)。

この日の和菓子は紫陽花を模した見た目にも可愛らしいお菓子でした。中にまろやかなこしあんが入っています。季節感満点ですね。

ドリンクは冷やし抹茶(お抹茶も選択可)。こちらも目にも鮮やかなグリーンで、赤い絨毯張りの廊下と庭園のある風景によく合います。

ほろ苦い抹茶は甘い紫陽花の和菓子と味の相性も抜群。

ノスタルジックな雰囲気漂うお屋敷で美しい庭園を眺めながらいただくお茶菓子と抹茶。池の水の音も癒しのBGMとなり、日常を離れて和みのひと時が訪れます。

限定茶菓の提供は6月30日まで。この機会にぜひ足を運んでみてください。

【山本亭】
住所:東京都葛飾区柴又7-19-32
電話:03-3657-8577
開館時間:9:00〜17:00
休館日:第3火曜・12月の第3火〜木曜日
入館料:大人100円 中学生以下無料

<限定茶菓の販売>
6月22日(土)〜30日(日) 9:00〜17:00
公式HP(葛飾区観光サイトへ移動します)

地域情報発信ライター(東京都葛飾区)

出産を機に子育て環境として魅力を感じた東京都葛飾区に引っ越し。美味しいものや、子どもと一緒に楽しめるイベントが満載の下町葛飾をこよなく愛し、情報を発信するママライター。地域情報の他、子育て情報、アパレル関連記事も執筆中。

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