クレジットカードの審査に落ちた時に見直すべき項目と再チャレンジで備えたい対策
クレジットカードの審査落ち、私も何度か経験があります。
なんだか自分が否定されたような辛い気持ちになるかもしれません。ただ、クレジットカードの審査は多くのケースで機械的に実施されており、あくまでもその基準でアウトになったというだけにすぎません。
場合によってはちょっとした改善で再チャレンジして審査通過となることもあります。
クレジットカードの審査に落とされてしまう理由
クレジットカードの審査に落とされてしまう理由は大きく以下のような理由が考えられます。
- カード会社が求める返済能力(収入、安定性など)を満たしていない
- すでに多くのクレジットカードを持っていて与信枠(決済枠)が大きすぎる
- ローンや借金がある
- 短期間に申し込み件数が多い
- 過去に延滞や遅延などの記録がある
カード会社が求める返済能力(収入、安定性など)を満たしていない
収入金額(年収)も一つではありますが、勤続年数の長さや勤務先の安定性、勤務形態などが重視されるケースがあります。転職したばかり、就職したばかりなどのタイミングでは審査に通りにくいことがあります。
また、クレジットカードの中でもゴールドカードやプラチナカードといったステイタス系のカードは年齢、収入や勤続年数などをより重視する傾向があります。
すでに多くのクレジットカードを持っていて与信枠(決済枠)が大きすぎる
他社でカードを沢山作っているような場合が挙げられます。クレジットカードには与信枠(決済枠)がありますので、沢山カードを持っている人はそれだけ沢山カードを切ってお買い物をすることができるわけです。この枠が大きすぎるとカード会社も発行に慎重になります。
ローンや借金がある
カードローンなどの借金がある場合はクレジットカードの審査においては不利に働きます。なお、こうした他社の借り入れ情報については「個人信用情報機関」という機関によって一定の範囲で共有されています。
短期間に申し込み件数が多い
クレジットカードには色々な特典や入会キャンペーンなどがありますよね。こうした案件を利用したくて短期間に沢山のカードを申し込みをすると、審査に落ちやすくなります。ちなみに、こうした申し込み情報も前項の個人信用情報機関で共有されています。
過去に延滞や遅延などの記録がある
これがあると結構致命的です。過去にクレジットカードやローン、一部の奨学金、携帯電話料金などの滞納、遅延などがあった場合、個人信用情報機関にそれが記録されている場合があります。この場合は新規のカード発行は結構絶望的だったりします。
とはいえ、これは一生記録に残るわけではありません。滞納や延滞が解消すれば5年程度の年月は必要になりますが解消されます。詳しくは「クレジットカード・ローンの事故情報・ブラックリストはいつ消える?確認は?」なども参考にしてみてください。
再チャレンジするにはどうしたらいい?
一度発行申請をしたけど審査に落ちてしまったけど、そのカードがどうしても欲しい、あるいは他のカードが欲しいけど、審査落ちした後に別のカードにチャレンジしてもよいものかどうか?という疑問があるかと思います。
その場合はどうするべきか?ということですが以下の点を検討してみましょう。
- (重要)半年ほど間をあけて申し込みをする
- 使っていないカードがあるなら整理する、ローンがあるなら返済しておく
- 持っているクレジットカードは小額でもいいので決済しておく
- 不安ならCICに開示請求をするのもアリ
(重要)半年ほどの間をあけて申し込みをする
最近カードを作りすぎちゃったかなぁという方であれば、半年ほど間を開けてから再チャレンジするという手があります。その間は他のクレジットカード等に申し込みをしないようにしておきましょう。
特に審査に落ちた前にもクレジットカードやローンの申し込みをした方は多重申込と判断されてしまった可能性もあります。この申し込みの履歴は半年で消えるので、その期間は我慢しましょう。
使っていないカードがあるなら整理する、ローンがあるなら返済しておく
使っていないクレジットカードがあるなら、そのカードは解約(退会)するというのも一つの手です。特に保有枚数が多い人はそれだけ与信枠(カード決済可能総額)が大きくなっていますので、それを小さくすることができます。
また、キャッシングやカードローンなどの借り入れがあるのであればそれを返済しておくというのも有効です。
持っているクレジットカードは小額でもいいので決済しておく
クレジットカードを複数持っているけど使っていない(死蔵している)という方は、それらのカードを小額でもいいので毎月利用するようにしましょう。個人信用情報機関においてはカードの利用履歴も実は共有されています。
カードを沢山持っているけど、全然使ってないじゃん……というように見られてしまうと審査にマイナスです。100円、1000円の利用でもいいので持っているカードは利用するようにすると良いと思います。特にカードの保有枚数が多い人は気をつけましょう。
ちなみに、クレカの口座振替が多い人は口座振替でポイントが貯まる銀行を活用するとポイントも貰えて一石二鳥だったりします。
参考: 口座振替でポイントが貯まる銀行の活用でポイ活!クレカ決済、自動入金、投信積立などをフル活用
なお、審査に落ちたクレジットカード会社が発行している他のクレカをすでに保有している場合はそのカードを優先的に使うようにしましょう。
不安ならCICに開示請求をするのもアリ
個人のクレジット等の信用情報を管理している個人信用情報機関では信用情報の開示を受け付けています。これを請求すれば今のあなたの信用情報がカード会社からどのようにみられているのかを把握することができます。料金は1,000円(税込)となっています。
どうしてもクレカがすぐに欲しい場合はデビットカード、プリペイドカードで代替も可能
クレジットカードが必要だけどまだ一枚も持っていない。でも今すぐにう必要だという場合は審査なしで発行ができるデビットカードやプリペイドカードを利用することで代替も可能です。
ただし、完全なクレジットカードの代替にはならず、一部の決済では利用できないことがあります。ちなみに利用可能な店舗(サービス)でいえば「デビットカード>プリペイドカード」になるので電話料金などの支払いに利用したい人はデビットカードを優先しましょう。
デビットカード
銀行のキャッシュカード一体型の決済カード。VisaデビットやJCBデビットなどがあり、これらの多プのデビットカードであればクレジットカードと同じように利用できます。なお、後払いではなく、その銀行の普通預金口座に入金されている金額内での決済しかできません。銀行口座を作ればすぐに利用することができます。
- 三菱UFJデビット(三菱UFJ銀行)
- SMBCデビット(三井住友銀行)
- 横浜銀行デビットカード(横浜銀行)
- BANK The Debit VISA(あおぞら銀行BANK)
- 楽天銀行デビットカード(楽天銀行)
- ソニーバンクウォレット(ソニー銀行)
- みんなの銀行デビット(みんなの銀行)
など各銀行で発行しています。
ブランドプリペイドカード
カード番号での決済が可能なプリペイドカードです。事前にチャージした金額の範囲内でクレジットカードと同じように決済をすることができます。プラスチックカードが発行されるものもあれば、カードは発行されないバーチャルカードタイプもあります。
リアル店舗で使うならカード付きのもの、ネット決済やApplePayなどのスマホ決済で十分ならバーチャルタイプでも大丈夫です。
- dカードプリペイド
- auPAYプリペイド
- KYASH
- toyotaWALLET(バーチャル)
- バニラVISA(バーチャル)
バーチャルタイプならカードの発行が不要なので、即時発行でチャージさえすれば即時利用することができます。
筆者について
しょうこちゃん(@showchan82)
ポイ活(ポイント活動)をしながら、それを投資に回すポイ活投資を実践しているポイント投資家。ポイ活というとお特に買い物をする、というイメージが強いかもしれませんが、それだけではなく、貯金や資産運用(資産形成)にも強く役立てることができるんです。ポイントを利用したお得な貯金のやり方や投資術などを実際に自分自身で試しながら日々研究しています。
ブログ:ポイント投資の攻略ブログ
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