Yahoo!ニュース

【東大阪市】古代米が見頃!江戸の暮らしから秋の気配を感じましょう。

岡田智則webライター(東大阪市)

今回は「鴻池新田」の話題です。ここでは、当時の暮らしを発信するため、木綿をはじめとする植物の栽培も行われています。その中でも「古代米(赤米)」が出穂したとのこと。その様子を見に行ってきました。

鴻池新田入り口
鴻池新田入り口

鴻池新田は、JR東西線「鴻池新田駅」のすぐ目の前にあります。江戸の暮らしを現在にも伝える重要文化財の一つです。
ここでは多くの植物の栽培が行われていますが、今回は「古代米」の様子を見に行ってみます。

米蔵
米蔵

「古代米」は、「本屋」を抜けて、「米蔵」の横に植えられています。8月も終わり、そろそろ新米の季節。成長具合が楽しみです。

古代米
古代米

ここに植えらているのは、古代米の中でも「赤米」と言われる種類だそうです。「赤米」は、昔ながらの特徴を色濃く持っている稲とのことなので、昔ながらの生活を発信する鴻池新田らしいですね。近所の人が、趣味でやられていた稲を譲っていただいたことから栽培を始められたそうです。

古代米
古代米

よく見てみると、植木にたっぷりと水をはっており、栽培も本格的で驚きました。黄緑色の稲と、赤色をした穂の対比が本当に綺麗です。秋の気配を心の底から感じることができました。まもなく新米の季節、ご飯がおいしい季節の到来も観察しつつ、頭の片隅にはありました・・・。

米蔵
米蔵

米蔵
米蔵

ちなみに、古代米の横にある「米蔵」は資料館になっております。東大阪市の歩みについての資料が沢山展示されており、当時の人々の暮らしについて知ることができます。
昔ながらの米が入った俵も展示されており、当時の本格的な生活様式を感じることができます。
是非一度古代米を見て、江戸の暮らし、そして秋の気配を感じてみてください。

鴻池新田

【住所】東大阪市鴻池元町2-30
【アクセス】JR東西線【鴻池新田駅】より南東に徒歩5分
【観覧時間】午前9時30分~午後5時(閉館30分前までにご入場ください)
【休館日】月曜日、祝日の翌日(土・日曜をのぞく) 12月29日〜1月3日
【拝観料】大人300円 中学生以下無料
【お問合せ】06-6745-6409

webライター(東大阪市)

大学院修了後、音楽を用いた地域活性化事業に取り組む。ブログ運営を通して、主に関西地域の魅力を発信している。

岡田智則の最近の記事