ドコモが「でんき」で最大10%のdポイントを還元 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.449
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2021/12/25(vol.449)
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《目次》
1.KDDIがエリア限定乗り放題サービスに参入
-----オープンなサービスにキャリアのブランド名は必要か?
2.NTTドコモが「でんき」でdポイント10%還元
------MNPも見習うべき「新電力ワンストップ乗り換え」の利点
3.台湾は5Gデータ使い放題プランで平均60GBの利用量
-----日本は5G活用で世界から取り残されてしまうのか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.KDDIがエリア限定乗り放題サービスに参入
-----オープンなサービスにキャリアのブランド名は必要か?
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KDDIがWILLERと組んでエリア限定乗り放題サービス「mobi」を2022年1月より開始する。1回の乗車は大人300円だが、30日間で5000円の定額プランも存在する。家族を一人あたり500円で追加もできる。
我が家は5歳の子供がいて、さらに昨年冬に妻が膝の手術をして、動きが鈍くなった。我先にと走る5歳児、歩くスピードが遅い妻という間に挟まれ、移動するのとがとても困難になった1年であった。そこで、自家用車を購入したのだが、もっと早くこうしたモビリティサービスが欲しかった。
雨が降っているときなど、子供のお迎えにも使えそうだし、実家には年老いた両親も存在する。父親はすでに免許を返納したが、母親はいまだにクルマに乗って買い物に出かけている。近所にスーパーはなく、クルマに乗らなければ、買い物難民になってしまう。まさに「mobi」は全国で求められているサービスなのだろう。
2社の合弁会社である「Community Mobility株式会社」が全国津々浦々に進出する可能性もあるだろうが、アプリや配車プラットフォームだけを全国展開し、実際のクルマの運行などは地元のタクシーやバス会社に任せてしまうというのもあり得るのではないか。
Community Mobility株式会社が全国に進出するとなれば、地元のタクシー会社からの反発は必至であり、上手くいくわけがない。プラットフォームだけを提供し、それを生かしてタクシー会社やバスはクルマの運行を担当すれば、お互いのメリットは大きいはずだ。
いちいち、電話でタクシーを呼ぶのは効率が悪い。アプリでタクシーを呼んだとしても高額だ。こうした複数人が乗るクルマであればコストも安くなるし、シニアであれば、目的地は同じ病院だったりするので効率的な運行が可能だろう。
発表会では「RESPECT YOU,au」というフレーズが強調されていた。mobiだけでなく、今後、様々なパートナーと組むサービスで使われるようだが、KDDIとしては、地方で運行を担うタクシーやバス会社も「RESPECT YOU」しているといいたいのだろう。
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