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【東京】巣鴨に「カレー味の冷麺」が看板メニューの焼鳥屋!串も1本140円~と財布に優しい

今回冒険するのは、東京都豊島区の「串KING」。最寄り駅は巣鴨駅。観光スポット・地蔵通り商店街の手前の道を入ると見えてくる。いわゆる焼鳥居酒屋もちろん焼鳥が揃っているのだけど、一番の目当ては名物「カレー冷麺」だ。

焼鳥は200円以下、5種750円セットも

いかにも焼鳥居酒屋らしい外観。店内は元スナックのような独特な造りで、カウンター席は常連客で埋まっていた。「カレー冷麺」目当てで来たものの、いきなりそれを頼むのも野暮というもの。まずは瓶ビールで乾杯。何本か焼鳥を摘まみ整えることにした。

「串KING」はおまかせ5種盛(750円)というセットもあるのだけど、そもそも1本140円~180円とお手頃なので、好みのネタを頼む方がいい。よくある大衆店だと複数のネタが皿盛りで出されることも多いのだけど、ちゃんと1本ずつおいしく食べられるテンポで出してくれる。うーん。こういう気遣い、なにげに大事。

ささみに皮、ねぎま、つくね……

ささみ
ささみ

まずは、定番のささみ。しっかりめの火入れ。さすがに本わさびではないので、ツーーンとした辛みが押し寄せてくる。でも、こういうさび焼きも好きなんだよなぁ。ツーーンと辛いさび焼きは、レアめよりしっかりめの火入れが合うんだ。

皮

皮も焼鳥屋によって表情がいろいろ。むちっとした皮を出す店もあえれば、カリッとした皮を出す店もある。「串KING」は後者だ。カリッとクリスピーで、あと味軽やか。

ねぎま
ねぎま

「串KING」のネタはどれも「塩」と「たれ」から選べるのだけど、ねぎまは断然たれがいい。この「ひと口めで肉とねぎをいっしょに頬張ってください」と言っているかのような串打ち。これにたれがからんで、うまいんだ。

つくね
つくね

つくねはよくあるボイルつくねなんだけど、妙に安心する味わい。ボイルつくねもやっぱり、たれが合う。軽いので何本でも食べられそうだ。

カレー味の冷麺は看板メニュー

ほどよく焼鳥を摘まんだら、お目当てを注文。冷麺は定番の「盛岡冷麺」と変わり種の「カレー冷麺」の2種があるのだけど、ここはもちろん、カレー冷麺で! 焼肉屋でも冷麺を食べたことは何度もあるけれど、カレー味は見たことがないなぁ……。

カレー冷麺
カレー冷麺

お待ちかねの「カレー冷麺」。カレー味とあって、スープもほんのり黄色みがかっているものの、具は鶏むね肉にねぎ、海苔、ごまといたってシンプル。

スープを飲んだら、思った以上に優しい味わいに驚くはず。辛みはほぼ感じられないので誰にも食べやすく、変わり種というよりも、むしろ王道の味わい。よくよく考えれば、カレーうどんがあるのだから、カレー冷麺があってもおかしくないわけだ。

麺はツルツル、シコシコとして涼やかな味わい。カレースープがからんでするすると口に入っていく。いやぁ、これならもう1杯食べられるんじゃないかと思うくらいだ。さすが名物なだけはある。

焼鳥居酒屋だから、焼鳥のほかに何十品もメニューがあるのだけど、ここに来たなら、どうしても「カレー冷麺」が食べたい。言ってみれば焼鳥を食べてカレー冷麺で締める店。それが「串KING」だ。暑くなるこれからの時季に、ぴったりだな。

▼冒険のおさらい

①名物は〝ツルシコ〟なカレー冷麺

②焼鳥は1本140円~とお手頃

③深夜2時まで営業

店舗情報
【店名】串KING
【最寄り駅】巣鴨駅
【住所】東京都豊島区巣鴨3-22-9
【予約】03-6903-5450
【定休日】不定休
【串のアラカルト】あり
【コース(セット)】750円

毎週、焼鳥三昧! 焼鳥を斜めに逆さ撮りする〝ヤキトリスト撮り〟は元祖にして名刺代わり! 「焼鳥は串柄、人柄」をテーマに、大衆的で気兼ねない町焼鳥から、鶏にこだわり1本1本に心血を注ぐ専門店まで焼鳥まみれの日々を送っています。焼鳥好きの方、フォローよろしくお願いします!

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