子犬の甘噛みはどうしたら直る?何か月までに直すのが良いの?
子犬がどうして甘噛みをするか?ご存じですか?
理由はいくつかあります。
一番は一緒に遊んでほしいことのひとつの表現です。
子犬同士がじゃれて遊ぶときはお互いを噛みあって遊びますので、飼い主に対して同じ様に遊びに誘っているということがほとんどです。
どれくらいの力で噛んだらいいか?なども、兄弟同士でかみ合って遊ぶことでたくさん学びます。
口の中がかゆくて物を噛みたくなるということがあります。
それに加えて、子犬の時期は歯がどんどん生え変わります。
前歯から抜け始めて、生後4か月から6か月くらいまでの間にすべての歯が抜け変わります。その間は、歯茎がかゆくて気持ちが悪くて何かを噛みたくなってしまう子が多いです。
他にも、好奇心から噛みついて、何でもかんでも口に入れて確かめてみたいと思っている場合などもあります。
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「甘噛みは直した方が良いですか?」
子犬を飼った後、思ったよりも愛犬が噛んでくると飼い主さんは不安になると思います。
「甘噛みは直した方が良いですか?」と聞かれますが、飼い主さんが決めることなのかなぁ。と思います。
甘噛みと本気で噛みつくこととは種類が違うので、飼い主さんが「甘噛みくらいなら可愛いからいいかな。」と、思っている場合でしたら無理に矯正する必要もないと思います。
ただ、ぼくは甘噛みされることは好きではありません。子犬の甘噛みはともかく、大人の犬に噛まれるのは好きではないという事です。これはあくまで個人の感じ方の話です。
甘噛みについて注意したい点
飼い主さんが甘噛みだと思ってはいるけれど、犬が嫌いだったり怖い人からすると、軽くかまれたことでも「犬にかまれた!」ととらえる場合があります。
実際は「コミュニケーションの一つだから。」という原因だったとしても、軽くくわえただけだったとしても、それは主観になってしまうことが多いということは知っておいた方が良いかと思います。
噛む強さも犬によって違っていて「うちの子甘噛みが直らないんですよ~」と、教室に連れてこられた時に飼い主さんの服がボロボロだったり、手が傷だらけだったりしていることも多いです。それって、甘噛みってことになるのかな?と、思うこともちょくちょくあります。
甘噛みについては以上のように考えてもらえると良いかな。と思います。
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甘噛みを直したい飼い主さんへ
まず、直すと決めたなら、甘噛みをすることを許さないでください。(叱れという意味ではありません)
甘噛みをしてきた犬に対して、手のひらで遊ばれる方が非常に多いですが、それはやめてください。
手をおもちゃだと思って、じゃれて噛んできます。ほめて愛犬にごほうびを与えているのと同じことになってしまいます。
それは気を付けてください。
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甘噛みをしてきたらどうしたらいいか?
これは飼い主さんの性格やスキルによって違ってきます。
指を口の奥に突っ込んだり、口の周りを挟むように握るマズルコントロールなど、積極的に矯正する方法もあります。
これは、うまくできる方もいらっしゃいますが、結構大きなリスクがあって、タイミングが悪かったり飼い主さんの感情が表に出まくってしまったりすると、遊びに誘ったら嫌な目にあわされた。と、子犬がネガティブに捉えてしまうことがあります。
上手くできなかった場合に信頼関係を築く妨げになってしまう可能性があります。
なので、自信のない方や、全然効果が出ない!という方はやらないようにしてください。
効果が出ない!という場合は、きっと上手にできていません。しつこくチャレンジしないようにしてください。
甘噛みをする機会を減らす必要もあります。
遊びに誘ってくるということはエネルギーが余っていることになりますので、たくさんお散歩に行ってあげたり、一緒に遊んであげることによってエネルギーを使ってあげてください。
噛みたい欲求は満たしてあげたいので、噛んでいいおもちゃを与えたりひっぱりっこで遊んだりすることは有効ですので、ぜひやってみてください。
もちろん、甘噛みの理由が「歯の生え変わりでかゆいから」だけの場合は、生後7~8か月になると自然になくなる場合もあります。なので、あまり焦る必要もありませんが、飼い主さんが「これってどうしたらいいんだろう?」と、悩んでしまうようなら一度専門家に見てもらって対処法を習うのも良いかもしれませんね。
YouTubeでは、実際に甘噛みしてくる4か月の子犬にどうやって接するのが良いか?動画で分かりやすく実践しています。ぜひご覧ください。