【配信先も有り】韓国映画を250本以上観た私が紹介!深く考えさせられる、社会派オススメ韓国映画3選
本日もこんにちは!
渡韓歴15年以上、ディープな韓国旅をする韓国トラベルライター、CHIAKIです♪
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さて本日は、
『深く考えさせられる、社会派オススメ韓国映画3選』
について書いていきます♪
韓国作品の社会派な映画を見ていると、ついつい没入し、「もし、自分だったら?」と、考えさせられたりしますよね。
今回は、様々なジャンルの社会派作品をご紹介します。
ひとつひとつが、違う意味で考えさせられるはず。
配信先や、あらすじ、見どころなども一緒に記載していきますので、気になるものは是非、マイリストに入れて時間がある時にチェックしてみてください。
82年生まれ、キム・ジヨン(2020年公開)
<あらすじ>
結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、母として妻として生活を続ける中で、時に閉じ込められているような感覚におそわれるようになる。単に疲れているだけと自分に言い聞かせてきたジヨンだったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになってしまう。そして、ジヨンにはその時の記憶はすっぽりと抜け落ちていた。そんな心が壊れてしまった妻を前に、夫のデヒョンは真実を告げられずに精神科医に相談に行くが、医師からは本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。
※映画.comより
韓国の小説が原作で、主演はチョン・ユミ氏と、その旦那さん役に、コン・ユ氏。
原作の小説は韓国のみならず、日本でも一時期話題になりましたよね。
私自身は原作は読まずに見たのですが、様々な社会問題の突きつけ方が凄い!と思わされる作品でした。
男女差別や、社会の子育てする母親への理解の足らなさや、女性としてのやるせなさ、夫としての在り方などの描き方がかなりリアル。
本当にこういう社会の痛い点をつく作品を作れる韓国映画は凄いと感じ、そしてそれを支持する国民も凄い、ってこういう作品を見たら思いはず。
女性が一度は色々と考える、結婚、出産、子育て‥などの大きいライフチェンジ。ライフチェンジで生まれる悩みや生きづらさ。それを上手く紐解き、そしてそう考えるのが1人ではないと考えさせてくれます。
ホッと一息つけるとき、心を浄化したいときなどに見るのをオススメします。
<配信先>
U-NEXT、Amazon Prime Video、Hulu…
ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2019年)
<あらすじ>
看護師として働くジョンヨンと夫のミョングクは、6年前に行方不明となった息子のユンスを探し続けていた。捜索途中に悲劇的な事故に遭い、憔悴しきった彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。その情報をもとにジョンヨンは漁村へと向かうが、彼女の前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。
※映画.comより
主演は、「宮廷女官チャングムの誓い」「JSA」などの人気作品に多数出演している、イ・ヨンエ氏。
この公開時は、「親切なクムジャさん」以来、14年ぶりのスクリーン復帰作。
行方不明になった息子を探すストーリー。
この作品では、"もっとみんなが関心を持ってくれれば""何万、何千人くるような場所でも関心を持たなかったのはみんなだ"などのセリフが出てきて、母親の気持ちとして見ている視聴者としては、ラストまでずっと考えさせられた作品でした。
行方不明のチラシにある連絡先の悪用や、悪ふざけなど、両親以外の出てくる人が悪い人ばかりなところも、見ていて苦しくなったり。
ラストの複雑な感じは韓国映画らしくもあり、賛否両論がありそう。
ただ、どんな結末であろうと、とても考えさせられる作品なので、心に余裕がある時に見るのをオススメします!
<配信先>
U-NEXT、Amazon Prime Video…
あしたの少女(2022年公開)
<あらすじ>
高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。
※映画.comより
韓国映画「私の少女」のチョン・ジュリ監督と、ペ・ドゥナ氏が再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに製作された作品。
私自身、韓国の社会問題に焦点を当てる作品を数多くみてきたけど、この作品の、静かなストーリーながらに惹きつけられるリアルさと、届かない苦しさ、窮屈さ、叫びが聞こえてきて、見応えがある作品に仕上がっていました。
学校、社会、現実に板挟みや搾取され、親や友達には頼れず、すがるものが何もなくなっていく、静かな叫びが詰まっています。
ペ・ドゥナ氏のセリフで、「これは労働災害です」という言葉があるのですが、韓国社会の労働問題が作品内でしっかり描かれており、その中で精一杯頑張る、主人公のソヒの気持ちや言動に、つい共感をしてしまう方も多いかもしれません。
ちなみに韓国タイトルは「次のソヒ(主人公の名前)」となっており、「次のソヒを出してはいけない」という想いを観終わった後には感じます。
静かながらに聞こえてくる叫びに、つい考えさせられるはずです。
<配信先>
U-NEXT、Amazonプライムビデオ…
是非プロフィールもチェック!
今後も、韓国ドラマ、映画はもちろん、韓国旅行でのオススメや体験談も書いていきますので、是非チェックしてくれたら嬉しいです!
では、また次の記事でお会いしましょう〜
アンニョーン!