Yahoo!ニュース

【松阪市】絵のタイトルも描いた人も表示ナシ! ユニークな絵画展がサイトウミュージアムで開催中☆

shimashima地域ニュースサイト号外NETライター(松阪市)

松阪市魚町の美術館「サイトウミュージアム」で、ユニークな絵画展を開催中です。その名も「題名の無い絵画展2024」。

「サイトウミュージアム」は松阪初の私設美術館で、松阪の精神科医師 齋藤洋一氏が集めた近代洋画のコレクションを中心に、一年に3回企画展を行っています。開館日は金曜・土曜・日曜と祝日。今日は開館日のはずなのに、まっ白の外観の美術館は、ぴったりと扉が閉まっていて、中が全く見えません…ちゃんとやっているのでしょうか?

7月26日(金)から開催中! 「題名の無い絵画展2024」 

扉は閉まっていても、美術館はちゃんと開館していますのでご安心を。外から館内が見えなくなっているのは、入館した時の感動やその時体感した印象を大切にしてほしいから、なんですって! では早速「題名の無い絵画展」を見て回りましょう。パンフレットには「?」だけが描かれています。鉛筆も渡されたりして…一体この絵画展、どんな内容なの?

展示は1階と2階で行われていますが、何か普通と違う…

そう、この絵画展では、絵画のタイトルや画家の名前などが、一切表示されていないんです。あるのは、絵画の右端にある小さな番号のみ…要するに「情報ゼロのなか、自分だけの観点で鑑賞する絵画展」なんです。※撮影はカメラマークがついているもののみ可能

いきなり絵画の世界に放し飼いにされた私。はじめは、この絵をどう見たらよいのか不安に感じてしまいます…。ですが、じっと鑑賞していると、徐々に自分の中から様々なイメージが生まれてくることに気づきます。

どんな時代に、誰が、何を思って描いたのか…自分ならどんなタイトルをつけるだろう? そこで、入口で渡されたえんぴつの出番がやって来るのです。

絵画の画像入りのパンフレットは、自分の感想や思いを書いていけるようになっています。絵画からキャッチした、自分のインスピレーションをノートに綴っていきましょう。

2階には、お気に入り作品の投票ができるブースがあり、来館者が投票したり、自分の感想を残せるようになっています。人気投票の結果は、スマホで検索できるようになっていますよ! 自宅に帰ってからもお楽しみがあるって新しくない?!

あ、そうそう、作品の情報は、全ての鑑賞を終え、退館する際に一覧表が貰えます。最後まで「?」ではありませんので、ご安心ください。「題名の無い絵画展2024」は前期と後期で作品の一部入れ替えがあります。何度も足を運びたい、というかたには、年会費2,000円で入会日より1年間、何度でも入館できる友の会の会員もありますよ!

「人にとり藝術とは何か」というテーマも持ち合わせている、今回の絵画展。有名な画家の名前で絵画を観賞するのではなく、もっと自由に、観る人それぞれの感性で楽しむ…絵を見ること、芸術と触れることは、本来とてもシンプルなものなのかもしれませんね。皆さんも、ぜひぶらりと訪れてみてください。

【イベント詳細】

■題名の無い絵画展2024■

前期:2024年7月26日(金)~9月8日(日)

後期:2024年9月13日(金)~10月27日(日)

※前期後期により、展示内容の一部が変わります

開館日:金、土、日および祝日

開館時間:10:00-17:00

入館料:大人500円(400円)/高校・大学生300円(200円)/

中学生100円/小学生以下無料 

※( )内は20名以上の団体料金。

※65歳以上の方は100円引、障害者手帳等をお持ちの方は200円引

会場:サイトウミュージアム
住所:三重県松阪市魚町1807-1

電話:0598-21-1111

公式サイト
公式Instagram
公式X

地域ニュースサイト号外NETライター(松阪市)

海とクラシック音楽をこよなく愛する、自由人。阪神ファンでゴルフに燃える夫と、気分屋男児を家族に持つ。音楽活動とあわせ、号外NETタウンクライヤー(松阪市)としてコツコツ発信中。

shimashimaの最近の記事