こんにちは！地域情報発信ライターの佐藤らなこです。

久しぶりに雪が降り、寒かった日。旧本荘市内で用事を済ませた後、あったかいものがものすごく食べたくなりました。そんな私が飛び込んだのはラーメン屋でした。

ラーメンは一人で食べに行くことはほとんどなく、詳しくもないので、通な方に情報発信をお任せしようと思っていたんですけど...

本日は、由利本荘市にある「ラーメンなりきや」をご紹介しちゃいます。2024年2月でちょうど10周年を迎えられたそうです！

「ラーメンなりきや」

「ラーメンなりきや」（※以下「なりきや」と表記します）は、羽後信用金庫本店のすぐ近くにあります。

お店の駐車場は道路を挟んだ向かい側に１台分あるとのこと。そこが満車だったり、駐められなかったりした場合は、羽後信用金庫の建物との間の大駐車場（※なりきやの店舗に向かって左側）を使っていいそうです。

店内の様子

「なりきや」はお昼のみ（11：15～14：30）の営業です。また、営業日も週３～４日と限られているのでご注意ください。

なお、店主さんお一人で切り盛りされているため、混み合うとラーメンの提供までに時間がかかることがあります。

お店に入って右側にはカウンター席が４席。

左側の小上がりには４人がけの座敷席が２卓。この時は店内に私だけだったことと、TVを見ながらラーメンを食べたくて、座敷席を一人で使わせていただきました。

この他、お店の奥には広々とした和室があり、小さなお子様連れのお客様などに良さそうだなと思いました。

メニュー

「なりきや」のメニューは、とてもシンプルです。ラーメンの味は醤油か塩で、いずれも750円。大盛100円増し、特盛200円増しとあります。

あとはお好みで肉やメンマ、ネギ、水菜などトッピングを追加できるようです。

由利本荘市で暮らすようになり、ラーメンにチャーシューじゃなくて親鶏がのっかってくるのが普通のこととなりましたが、そうとは知らない方への「親鶏を使っています。苦手な方は肉抜きできます」と注意書きがありました。

鶏肉苦手な方っていますもんね。店主さんによると、言っていただければ代わりにメンマを多くするなどできるそうです。

ラーメン・塩

今回私は「塩」を注文しました。追加のトッピングはなしの普通盛りです。親鶏煮、メンマ、ネギ、水菜がのっています。

カメラのレンズが一瞬で曇るほどのアツアツなスープ。濁りがあって、とろっとしていました。はぁぁ、おいし～い。外は寒かったので、身体が温まります。

ラーメンのトッピングの親鶏煮もチャーシューも店主さんの手作り。親鶏は柔らかめにしているとのことでしたが、適度な噛みごたえもあり、おいしかったです。この親鶏とメンマはお持ち帰り用もあります！

ところで、由利本荘市に長くお住まいの方はご存じかもしれませんが、「なりきや」は以前は店主さんの旦那さんが営む食堂でした。

---夫が亡くなってから７～８年ぐらいお店、閉めていたのよ。そしたらある時息子が「ラーメン屋をやったら？」って。人様に出せるようなラーメンなんて作ったことないし、できるわけないって言ったんだけど、なぜか息子が絶対に引かなくて。それで始めたの。あんなに言われなかったら、この店やってなかったな。---

と、店主さんがお話してくださいました。イチからどころかゼロからのスタートだったそう。今も試行錯誤の日々だとおっしゃっていましたが、つい先日10周年を迎えられたとのこと。おめでとうございます！

10周年を迎えられました！

店頭の「ラーメンなりきや」の布の看板は、店主さんの手作りなんだそう。「意外ともつのよね、これ」とのこと。興味のある方は行かれた時にぜひご覧ください。

その他、木の案内版や店内の暖簾、座布団カバー、掲示物などのほとんどが手作り。「できるだけ費用をかけないようにしてて、それはいつお店を閉めてもいいようにという思いもあってね」とちょっと寂しいことをおっしゃる店主さん。

でも、10周年を迎えられたのは本当に素晴らしいこと！店主さんの無理のない範囲で、これからもお店が続きますように。

※本記事に記載の情報は取材時のものです。