【橋本市(高野山エリア)】ユニークな子供の自由研究を応援。腸内環境を整えたい姉妹が挑戦する!
先日の伊都地方総合文化祭で、生徒の皆さんの自由研究を全て拝見しました。
時間の都合上全てをじっくり見ることはできず、皆様の努力された力作を把握しきれなかったのは残念ですが、その中でひときわ私に刺さる発表があったので紹介させていただきます。
タイトルは、「妹の腸内環境を整えよう」
書き手は隅田小学校 4年 西野蘭 さん
研究内容の詳細は画像では見えづらい部分もあるかと思いますが全シート掲載させていただきます(良ければパソコンの方でご覧ください)。
研究のきっかけは、10歳の蘭さん(お姉さん)が、自由研究で「何か妹に関することをやりたい」と思っていた際に、妹さん(8歳)がトイレに籠もって大きい方が出ずに悩んでいたシーンに出くわしたそう。
実は妹さんは野菜や果物嫌いによる便秘気味だと分かり、お母さんの料理づくりのお手伝いが好きな蘭さんは「飲み物を通じて腸内環境改善」というこのテーマに結びつきました。
そして妹さんの協力の下で、家族で「便秘」について学び、野菜・果物嫌いでも飲みやすい特製スムージーを研究し、蘭さんが毎日手作りで提供したところ、まるでどこかのTV通販番組のセリフのように「スルっと出るようになった」そうです。・
私は今回、まず味のある手書きタイトル文字の荒々しさに惹かれ、研究視点のユニークさにも惹かれました。
他の皆さんの自由研究は、『自分のために自分がやりたいことを調べる』というスタンスの中で、蘭さんの研究は、家族のために、他者のために考えて動いたことが素晴らしいと思いました。
そして、研究の中身も、「便秘解消」「排便回数」という、なかなかセンシティブで攻めた内容を追求し、発表している点で、周りには流されない強さを感じました。さらには、協力してくれた妹さんも良き理解者で素晴らしい。
形式を重んじるコンクールやコンテストでは弾かれそうな内容ですが、他の人にはない観点と行動と家族の繋がりがあり、応援したくなる「ええ発表」でした。これからも周りに流されずユニークな考え方・視点を是非持ち続けて下さい。
※読者の皆様へ
コンクールやコンテストのためではなく、自分自身がやりたくて行った調査や研究があれば応援したいと思っているので他薦自薦問わずご一報下さい。記事化を検討致します。大人も対象。
連絡先:saikoro3+news@gmail.com (田中)