楽天ポイント（楽天スーパーポイント）は楽天市場の利用や楽天カード、楽天ペイなどのキャッシュレス、他の楽天関連サービス、楽天ポイントカード加盟店などのお買い物で貯めることができるポイントになっています。

楽天ポイント経済圏（エコシステム）という言葉が使われることもあり、楽天グループ内ではポイントを中心にいろいろなモノやサービスが動いているという面もあります。

そんな楽天ポイント経済圏で産出されてくる楽天ポイントについて、ポイントとして使うのではなく現金化したいというニーズも少なからずあるかと思います。今回はそんな楽天ポイントを現金化する方法を紹介します。

通常ポイントは実質100％のレートで簡単に現金化可能

まず、楽天の通常ポイントは100％のレートで簡単に現金化が可能です。

1. 楽天カードの決済代金に充当する
2. 楽天証券で投資信託の買い付け代金に充当しすぐ売却する

という二つがあります。レートを重視するなら（1）、スピードを重視するなら（2）でしょうかね。

楽天カード、楽天銀行デビットカードの決済代金に充当する

楽天カード（クレジットカード）または楽天銀行デビットカードの支払代金に対して楽天ポイントを利用することで実質的な現金化が可能です。ただし、こちら現金として戻ってくるわけではなく、本来現金（銀行口座）から支払うはずの代金を減らすということになります。

楽天カードの場合は毎月12日～利用可能になる楽天ポイントのポイント充当のサービスに申し込みをします。一方で、楽天銀行デビットカードの場合は楽天銀行アプリからポイント利用の設定をしたうえでお買い物をすればOKです。

1P＝1円で利用できるので換金レートは100％。ただし、現ナマとしてほしい場合はこの方法は向いていません。

楽天証券で投資信託の買い付け代金に充当しすぐ売却する

少しだけ日数はかかりますが、こちらはポイントを現金化できます。
まず、楽天証券（証券口座）を作り、そのうえで楽天IDを連携してポイントを使えるようにします。

そのうえで、投資信託を買付する際に現金化したい楽天ポイントを使います（100P以上）。そして翌日にその投資信託を売却すれば数日後にポイントが現金化されて楽天証券口座に入金されるため、出金すれば現金化できます。

なお、投資信託については「国内債券ファンド」という投資信託を選ぶようにしましょう。値動きが小さいです。100％というわけではなく、相場の変動によって多少利益や損失が生じることがあります。販売手数料無料の投信なら売買コストもかかりません。

期間限定ポイントになると楽天ポイント現金化はハードルが上がる

一方で楽天ポイントにはキャンペーン等でもらえる「期間限定ポイント」というポイントもあります。こちらの期間限定ポイントについては現金化のハードルがかなり高くなります。なぜなら、原則としてお買い物にしか利用できないからです。

1. 商品券などを楽天市場で買う
2. 楽天ふるさと納税で実質現金化する

と、こうした方法が挙げられます。

商品券などを楽天市場で買う

楽天市場などで売られているJCBギフト券、ジェフグルメ券、図書カードなどのギフト券を購入するという方法です。直接の現金化にはなりませんが、届いたものは金券ショップなどで売却すれば現金にすることもできます。

ただし、金券ショップの交換レートが悪いだけでなく、楽天市場内で販売されているギフトカード類は原則定価よりも高い価格で販売されているため現金化しようとすると二重にレートが悪くなります。

楽天ふるさと納税で実質現金化する

もう一つはふるさと納税を利用した実質的な現金化です。楽天市場にある「楽天ふるさと納税」は期間限定楽天ポイントを使って寄付が可能です。今年の所得に応じた限度額の範囲内であれば2000円の自己負担をのぞき、全額が税金が安くなるという形で還元されるため実質的な現金化が可能です。