【京都市】中京区 日本書紀の中の「神功皇后」が御神体の『占出山(鮎釣山)』で「勝運」と「安産」祈願♪
日本の三大祭りの一つである『祇園祭』が7月1日の「吉符入り」から始まりました。
2023年は4年ぶりに山鉾巡行と神輿渡御が従来通り行われるとあり、京都市内は多くの観光客だけでなく、京都人も楽しみにワクワクこの日を待ち遠しく思っていました。
『祇園祭』とは、古くは平安時代に疫病や災厄避けを祈った祇園御霊会を始まりとする、八坂神社の祭礼です。
過去関連記事ご参照ください→
・ 雨乞い祈願や祇園祭発祥地である『神泉苑』で『神泉苑祭』開催♪
・「祇園祭」の最終日は『疫神社』で「夏越祭」♪
『祇園祭』の山鉾の数は計34基と言われています。
今年は、どこの山鉾から参拝しようかなぁとバスを乗っていると、ふと目に止まったのが、『占出山』!急いで降りて参拝しました。
「鮎釣山」ともいう『占出山』は、何と言っても『吉兆あゆ』が有名。
日本書紀の中の「神功皇后」が、肥前国松浦で鮎を釣って、海外遠征の戦勝の兆としたという説話によることから「祇園祭」の『占出山』では、この吉兆の占いに由来して「吉兆あゆ」をいただけます。
私も幸運にも「吉兆あゆ」を入手できたので、さっそく東京からの大切なお客さまに偶然にも「祇園会」発祥の地である『神泉苑』近くのラグジュアリーホテルでお渡ししました!初めての「祇園祭」だとおっしゃっていたので、本来の山鉾の意味を少しでも知っていただき、またすごく喜んで頂けたので、私もとても嬉しくなりました♪
「占出山」のご神体は「神功皇后」で、右手に釣り竿を、左手に釣り上げた鮎を持つお姿。
新羅遠征説話の主人公である「神功皇后」は、「仲哀天皇(第14代天皇)」の皇后であり、「応神天皇」の母。「応神天皇」は、日本各地に多くある「八幡神社」に御祭神として祀られている「神功皇后の御子」。
九州大分にある「宇佐神宮」は、全国に4万社あまりある「八幡様の総本宮」です。実はつい先日、「宇佐神宮」にご縁をいただき、参拝したところ海外遠征を行った(のちの「応神天皇」を妊娠中にもかかわらず朝鮮半島に出兵し圧勝したと伝わる)「神功皇后」と深いご縁があると言われました…
こうやって「祇園祭」でも、「神功皇后」にお呼ばれしていただけたのかもしれません…♪
7月14日の宵山初日に訪問させていただき、17日の「山鉾巡行」の際に掲げられるお宝などを拝見してきました。
「占出山」の前懸は、日本三景の宮島が描かれた綴織。
右側の胴懸が日本三景の天橋立、左側の胴懸が日本三景の松島が描かれた綴織。
「神功皇后」の御神体に手を合わせます♪
また「占出山」は、「勝運祈願」と「安産祈願」によいとされており、宵山には安産のお守りと腹帯が授与されます。
「祇園祭」の時だけ限定発売の縁起物のお菓子「吉兆あゆ」とともにぜひ!
「占出山」
京都市中京区錦小路通烏丸西入ル占出山町