写真の邪魔なものを消せるiPhoneの「クリーンアップ」を試してみた!お手軽に自然な加工ができるぞ
アップルが「クリーンアップ」という機能を2024年10月28日に新しくリリースしました。写真を編集する機能で、画像から不要なものを削除して自然な見た目に加工してくれます。いわばiPhone版「消しゴムマジック」ともいえるこの機能を試してみたので、使い方や活用方法を解説します。
クリーンアップで写真の邪魔な写り込みを消してみた
クリーンアップはiPhoneの写真アプリの編集画面から利用可能です。
編集画面から「クリーンアップ」を選びます。
クリーンアップを選ぶと自動で写真のなかから削除する候補が選ばれてその部分が光ります。その部分をタップするか、消したいものを円で囲むことで削除できます。
クリーンアップをつかって編集したのが下の画像です。
うしろの通行人や三角コーンが消えました!タップするだけでとても簡単です。消えた部分を注意深く見るとやや不自然さもありますが、パッと見ただけならあまり気になりません。
消せるのは人物だけではありません。例えば、動物の写真でも利用可能です。
またカバンだけを消すこともできました。
簡単にできる編集機能なので、SNSで画像をシェアするときなど、余計なものを隠したい場合に便利ですね。かなり汎用性が高くて便利です。
なおクリーンアップツールはあくまで余分なものを消すための機能なので、メインの被写体となるような画面上を大きく占めるものを消すことはできないようです。「範囲を狭くしてやり直してみてください」との注意書きが表示されます。
また人物の顔の部分だけを消そうとすると「安全フィルタが適用されています」と表示が出てモザイク処理になりました。
対応機種と使用するための条件
「クリーンアップ」は、2024年10月28日にリリースされたiOS 18.1で使えるようになったApple Intelligenceの機能のひとつです。iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1以降のOSにアップデートすることで使用できるようになります。
また、Apple Intelligenceは、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、A17 ProまたはM1以降を搭載したiPad、M1以降を搭載したMacで利用できます。
これらの対応機種以外ではクリーンアップを利用できません。
なおクリーンアップを試していると、iPhoneが熱を持つようになりました。またたくさんの画像を編集していると写真アプリが落ちてしまいました。やや負荷が高めの処理のようです。Apple Intelligenceを活用するならなるべく高性能なiPhoneのほうが安心かもしれません。