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想像だにしない「衝撃エピソード」に「ダメ、絶対!」江の島に残された「黒ポスト」を調べた結果/藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。98カ所目は『江ノ島郵便局』「黒ポスト」です。

江ノ島弁財天仲見世通りの中ほどに位置する『江ノ島郵便局』。島内唯一の郵便局で、局内に設置されている1台のATMも島内唯一の貴重な存在です。

この郵便局の前に、少し珍しい「特殊ポスト」が設置されています。

特殊ポストとは…
一般的な赤一色のポストとは異なり、白や金、黒といった特別な色で装飾されたものや、地域の特色やキャラクターを取り入れたデザインが施された「ご当地ポスト」などの総称。

写真中央に写る、「黒ポスト」こと「黒塗柱箱(くろぬりはしらばこ)」。

『江ノ島郵便局』の局長さんにお話をうかがうと、このポストは明治期のデザインを再現したレプリカで、有志の方々の寄付により復元されたものだそう。ポストの横には、その由来を詳しく記した説明板も設置されています。

明治時代の郵便差出箱(ポスト)明治四年三月に郵便事業が創業し、明治五年、東京府下に郵便取扱所を開設するにあたり書状箱を設置したのが始まりです。

この郵便差出箱は、明治二十年頃に使用していたものを復元したものです。皆さまから愛され、ご利用していただくことにより「あなたの街の郵便局」のポストとして、江ノ島のふるさとづくりに役立ちたいと思います。

平成四年十二月十日 江ノ島郵便局長

通常のポストと同じように利用できますが、形状が明治期の郵便物に合わせて作られているため、定型の葉書や封書以外の郵便物は折りたたまないと投函できません。また、レターパックの投函にも対応していないそうです。

ちなみに...
郵政博物館の公式ホームページ(外部リンク)には、“近代郵便制度が始まってまだ一年のことであり、「郵便」という言葉自体が一般には馴染みが薄かったため、ポストに書かれた「郵便箱」という文字を「垂便箱(たれべんばこ)」と読み違え、公衆便所と勘違したという笑い話のようなエピソードが…”という情報も残されています(これは...ダメ、絶対!汗)。

投函口に雨よけの蓋をかぶせた形の「黒塗柱箱(くろぬりはしらばこ)」
投函口に雨よけの蓋をかぶせた形の「黒塗柱箱(くろぬりはしらばこ)」

なお、『江ノ島郵便局』の窓口では、江の島の風景を描いた「風景印」を押してもらえます。ただし、こちらのサービスは窓口での取り扱いとなりますので、「黒ポスト」には投函できません。

そろそろ、年賀状作成の季節が近づいてきましたね(ポストを見かけるたびに思い出します。筆者はまだ手つかずですが...)。本日は、街中で見つけたちょっと気になるポスト情報をお届けしました。

基本情報
『江ノ島郵便局』
住所:藤沢市江の島1-4-13
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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