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【横浜市】塩分・苦み・魚介のエキス、冷たい煮干ラーメンで猛暑を乗り切る 横浜アソビル&弘明寺丿貫

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

海水浴に行くだけが、海の楽しみ方じゃない。横浜には煮干ラーメンがある。煮干の塩分・苦みに加えて、オマール海老や牡蠣のエキスも。夏の「冷やし」麺を求めて、「横濱丿貫アソビル店」と「弘明寺丿貫」を訪ねた。

冷しオマール海老蕎麦 横濱丿貫アソビル店

横浜駅東口のアソビル。ここには横濱丿貫アソビル店が入っている。

アソビル一階のレストランエリアに光る、「煮干」の看板。

国産煮干を使った濃厚なスープが看板メニュー。こちらは「濃厚煮干」。夜営業のラーメンは肉が乗らない「かけ」スタイルで、刻みタマネギのみのシンプルなもの。日本酒やつまみもいただきながら、これを啜る。

夏の冷やしメニューは日によって替わり、この日は「冷しオマール海老蕎麦」。先ほどの「煮干」色のスープとの違いを見てほしい。紫タマネギのスライスも涼しげだ。

まるでニンジンのような鮮やかなオレンジ色!ベースとなる煮干の味に、オマール海老のエキスが加わり、さらに複雑な味わいを楽しめる。

麺はしっかりと冷やされて、キュルキュルといけるのど越し。冷やし中華が進化したような噛みごたえがある。

つまみメニューにある「豚肩ロース生ハム風」を追加で注文。

麺とともにいただけば、魚とオマール海老と豚の協奏曲。

シックな雰囲気の店内、一直線のカウンター席。横浜駅へのアクセスの良さから、平日夜には仕事帰りのサラリーマンも多く見かける。

真・冷や牡蠣 弘明寺丿貫

場所は変わって、横浜市営地下鉄弘明寺駅からすぐの「弘明寺丿貫」。町家を思わせる黒い格子に、煮干が踊る看板。

こちらでは「真・冷や牡蠣」を。通常「牡蠣のオイル漬け」が乗るメニューなのだが、この日は悲しくもオイル漬けが品切れ。オイル漬けの分の値引きをしての提供。しかしスープに含まれた牡蠣エキスも、体に沁みるには十分な味わいで。

国産小麦「はるゆたか」の改良品種である「春よ恋」を使った細麺。

スープは、煮干の味に牡蠣が加わり、まろやかに感じる。それでいて冷やしなので、ツルツルとのど越しよく食べられる。生牡蠣やカキフライもいいが、煮干の海から顔を出したかのような牡蠣のエキスも、また贅沢。

「丿貫」各店ではお馴染みの、味付き替え玉の「和え玉」も。「黒酢の和え玉」(写真は0.5玉)、こちらは温かい麺の噛みごたえを楽しみながら、冷たいスープにも入れていただく。

カウンターのみの店内で、女性一人客や家族連れの姿も。訪れた日は縁日で、「弘明寺かんのん通り商店街」は屋台や浴衣姿の子供たちで大変なにぎわいだった。

毎日のメニューは、各店のSNSで確認を。夏本番、体が欲している栄養素を摂ってエネルギッシュに在りたい。

<店舗情報>
◆横濱丿貫アソビル店
住所:横浜市西区高島2-14-9 アソビル1階
アクセス:横浜駅みなみ東口通路直結、横浜駅東口から徒歩2分
横濱丿貫アソビル店 X(Twitter)

◆弘明寺丿貫
住所:横浜市南区通町4-111
アクセス:横浜市営地下鉄弘明寺駅から徒歩1分
弘明寺丿貫 X(Twitter)

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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