布田駅から徒歩5分ほど、甲州街道に面したところにある神社「國領神社」は「千年乃藤」と呼ばれる藤の花で有名な神社です。

藤の花の見頃は毎年ゴールデンウィーク前後（4月下旬から5月の上旬頃）で、桜の開花時期が早まると藤の花の開花も早まるそう。2022年は桜の開花が例年より少し早かったので、藤の花も少し早く開花し、まもなく見頃を迎えます。

藤の木は國領神社の御神木で、樹齢は約400〜500年といわれているそうです。1000年の樹齢ではないですが、人々から畏敬の念を込めて「千年乃藤」と呼ばれています。神社を覆うように棚一面に薄紫色の花が咲く様子はとても見事です。

以前はケヤキの木にからまって、現在の甲州街道の方まで延びていたこともあったそうですが、落雷のために枯れて倒木の恐れがあったため、昭和47年4月に現在の形の鉄骨製の藤棚が作られたそうです。

藤の甘い香りが漂い、ミツバチなどの昆虫も集まってきていました。

藤の時期には、「千年乃藤」を描いたこんな素敵な御朱印帳の頒布も行われます。

藤の花は藤棚の下から眺めるのも綺麗ですが、甲州街道の歩道橋の上から見るのもまたおすすめです。上から眺める藤も素敵です。

國領神社では、2022年は4月16日（土）、17日（日）、17日（土）、18日（日）の4日間に渡って「藤まつり」が行われます。見頃を迎えた御神木の藤を愛でながら、フラダンスやジャズ演奏などのステージイベントや屋台を楽しめるお祭りです。

調布八景にも選ばれている國領神社の千年乃藤、この季節ならではの美しい眺めをぜひ楽しんでくださいね。