【9月】1株保有でも株主優待がもらえる株式を紹介。優待投資の体験にもおすすめ
通常、株主優待というのは株の最低取引単位である100株以上を持つ株主が対象です。500円の株価でも最低5万円の資金が必要になります。
そんな中、1株の保有だけでも株主優待(のようなものを含む)をくれる会社がいくつかあります。そんな株主優待を「端株優待」や「単元未満株優待」あるいは「1株優待」と呼んだりするそうです。
今回はそんな隠れ株主優待銘柄の中でも9月が権利確定日の銘柄をいくつか紹介していきます。
上新電機は1株保有でも5000円の優待券
1株優待の中でも代表的な銘柄なのが上新電機です。
毎月3月、9月末の株主に商品券(割引券)を提供しているのですが、9月末分については「全株主」が対象になっているのです。そのため、1株保有だけの株主でも対象になります。
この上新電機の優待は、1株優待の中でも最大級の優待利回りの高さだと考えます。
参考記事:上新電機の端株優待(1株優待)の紹介
三菱商事は美術館等の無料チケット
3月末、9月末の全株主に対して、ミュージアム招待券を提供しています。東洋文庫ミュージアム無料招待券(3月末株主)、静嘉堂文庫美術館無料招待券(9月末株主)となります。
参考記事:三菱商事の端株優待(1株優待)の紹介
三菱マテリアルは観光坑道無料券
三菱マテリアル株主(3月末、9月末)に対して金投資の優待の他、グループ会社が運営している観光坑道の無料招待券がもらえます。
- 佐渡金山(新潟県)
- 尾去沢金山(秋田県)
- 土肥金山(静岡県)
- 生野銀山(兵庫県)
上記となります。実はすごくいってみたいのですけど、私は福岡在住でどれも遠いな……ということで毎年無駄にしています。モッタイナイ。
マネーパートナーズグループ
FX事業大手です。9月末株主に対して卓上型カレンダーをプレゼントしてくれています。1株優待でカレンダーをくれる会社って結構ありますけど、卓上カレンダーはあまり多くないのでうれしいです。FX会社らしくカレンダーの裏面には経済イベントの情報もついていて地味に便利だったりします。
1株投資をするには?
こんな感じで、1株保有でも実はちょっとしたトクができる銘柄があったりします。
じゃあ、通常100株単位の株を1株単位で売買するにはどうしたらいいのか?という話になりますが、それは「単元未満株取引」ができる証券会社に口座を作れば、1株単位で売買ができます。最近は対応する証券会社も増えてきましたし、手数料も安くなって使いやすいくなりまっした。
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- SBIネオモバイル証券
- LINE証券(一部のみ)
などで取引可能です。中でもマネックス証券は買い付け時の手数料が無料化しており、SBIネオモバイル証券は月額220円という手数料で50万円分までは売買ができます。このどちらかが現在のところお勧めです。
二社の違いについては「 単元未満株取引にお勧めの証券会社を比較、ネオモバとマネックスはどちらがお得? 」の記事で比較していますので、よろしければご参照ください。
注意事項
株優待は明文化されず、あくまでもサービスの一環として提供されているものが多いため、会社都合により廃止・変更が事前告知なく行われる可能性もあります。そのため、本記事で紹介している優待銘柄と内容は実績的に2020年9月末時点の株主に対して実施された会社(優待)を紹介しています。
こちらで紹介した優待が、今年度も100%確実に実施されるという保証はありませんのでご了承ください。また、私自身が上記の銘柄への投資を推奨するものではありません。
なお、1株で優待がもらえる銘柄については「1株保有で端株優待。お得な株主優待銘柄・隠れ優待銘柄を紹介」の記事でも取りまとめております。