イオン3月6日発売 300円台の里芋のおかゆは、たった74キロカロリーなのに食べると満腹かつヘルシー
「いくら美味しくても、朝からお粥だけしか食べなかったら、元気なんてでないでしょ」イオンの商品開発さんと話をしながら、実は心の中ではそう考えていた私。しかし話を聞くと、そんな心配は無用で、むしろお粥がすごい食べ物だとわかりました。
3月6日発売の「トップバリュ 元気をチャージ粥シリーズ」より『親里芋と麹のだし粥』(321円・税込)を紹介します。
■2024年はお粥が流行る
2月28日に千葉県の幕張で行われた「イオンのプライベートブランド誕生50周年に関する説明会」に参加しました。
会場ではたくさんの新商品のブースが建てられていて、さまざまな商品が紹介されています。そのなかでひときわ異彩を放っていたのは「お粥」のコーナーでした。
イオンさんの主張によると、「クックパッドの食トレンド予測2024」にお粥が入っているなど、今年はお粥が注目されているそうです。
■300円台の里芋の粥は野菜がごろごろ
イオンのトップバリュからは、3月に5種類のお粥が登場します。病気の時に食べる日本のお粥ではなく、各国で朝食として食べられているお粥だそうです。
なかでも『親里芋と麹のだし粥』は、ごろごとの里芋に、しいたけ、れんこん、にんじん生姜は入っています。野菜がたくさんとれて、とても美味しいです。
里芋の食感が独特でした。じゃがいもと里芋のあいだのような食感で、サクサクっといった感じです。
これは里芋のの親芋を使っているからだそう。親芋というのは、里芋の最初に芽をだす部分の芋のことです。一般的に粘りが弱く、使われないことが多いそうです。
あえて使用することで、食感に軽さをだすだけでなく原材料費をおさえているそうです。原材料費をおさえることで、321円という安さで提供できています。
去年イオンが販売したスープのシリーズは、税込で300円台〜500円台でした。一方、今回の粥シリーズは、300円台〜400円台とやや安価。イオンの企業努力を感じました。
お粥はどれも美味しいのですが、筆者は腑に落ちない点もありました。
■朝からお粥を食べても、力が出る!
会場のパネルの至る所に「ととのう朝ごはん」と書いてあるのです。このお粥はたしかに美味しいのですが、朝ごはんとするのは個人的には疑問があります。朝ごはんにお粥だけなんて、パワー不足になってしまいそうです。ヨーグルトやバナナを一緒に食べないと、すぐに空腹になるのではないでしょうか。
その想いを商品開発さんにしたところ、以下のような返答をいただきました。
「それは誤解です。実際に東南アジアの人は、朝ごはんは屋台でお粥を買って食べ、そこから仕事をしています。向こうのセブンイレブンには必ずお粥が売っているほどです。さらに今の日本の気候は、東南アジア化しています。これから暑くて食べる気がしない朝も、お粥なら食べやすくなりますよ」
試食は数口サイズでしたが、実際の1袋に入っている量は200gです。上のお皿に乗った量がちょうどそれだそうです。お茶碗いっぱいくらいの量です。これならたしかにお腹も満たされそう。
■74キロカロリーなのに腹持ちがよい
しかし驚くことに、「親里芋と麹のだし粥」のカロリーは、1袋で74キロカロリーです。
これはさすがに、お腹が減るのではと、また心配になりましたが、お粥は腹持ちがよいため、そこまで心配はいらないそうです。だとしたら、女性は本当に嬉しいですね!
イオンやイオンスタイル、マックスバリュなどで3月6日から発売しています。
他のお粥もおいしかったので、ぜひ売り場をチェックしてみてくださいね。