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コロナ禍で疲れた時こそ大事にしたい「自分をご機嫌にするモノ選び」

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

自分らしい暮らしの選び方、藤原友子です。

先日まだ履くことのできるハイヒールを捨てました。まだまだ履くことのできるキレイなものなので迷いはあったのですが、決断をしたのです。

前に進みたいのに、前に進むと痛い!

私が捨てたのは、黒のハイヒール。3年くらい前に購入したもので、どの服に合わせやすく何度も仕事の時に履いています。

でも以前から、少し歩きにくい、足が痛い、すぐ疲れてしまうなどの違和感があったので、移動時は履かず、仕事の会場に入ってから履き替えていました。

先日も仕事の時に履いていたのですが、やっぱり痛い。

その時ふと思ったのが、

こんな痛い靴を履いて、楽しいところに歩いていけるはずがない。

ということでした。

いつも履きなれている別のハイヒールならどこまでもぐんぐん気持ちよく歩いて行けるのに、やっぱりこの靴だと気持ちよく前に進むことができない。

前に一歩進むたびに足が痛くて、気持ちは前向きなのに苦痛を感じてしまう。

おそらくこの靴を履いて楽しいところへ向かっていたとても、どんどん気持ちが落ちてくると思ったのです。

コロナ禍で忘れていた前に進む感覚

自由に出かけることができなくなりもう2年近くがたちます。

家にいる時間が長くなり、仕事も家の中で完了することばかり。買う洋服は、仕事がオンライン化のためトップスばかり。

そんな生活をする私は、自分の足で大地を踏みしめて好きな方向へ進んでいける感覚、好きな場所へ行く、会いたい人に会いに出かける喜びを忘れていたようです。

やっぱり気持ちよく自分の足でぐんぐん前に進んでいきたい!

だから、今の私には前に進むのが苦痛に感じる靴はいらない。と決断をしたのです。

これは靴だけに言えることではありません。

あまり好きではない皿に自分が作った料理を盛り付けたら、おいしいと感じる気持ちが減ります。好きじゃない服を着ていたら、なんだかテンションが上がりません。

モノは、私たちの生活を楽にしてくれたり、幸せにしてくれるために存在するのが理想なのです。

手に入れることができなかった時の後悔を想像したら、行動していた

また、先日はずっと欲しかったモノを手に入れました。

私が欲しかったのは、大きなぬいぐるみなのでただ家に飾っているだけ。

かれこれ1年くらいどうしても欲しかったけど

高いよなー
ぬいぐるみだよ?
子どものモノで他に必要なモノがあるのでは?

という思いもあり、なかなか購入に踏み切れませんでした。

でも、売り切れてしまって、手に入らなかった時の後悔を想像したら、考える時間もなく購入を決めていました。

今は、そのぬいぐるみが家に存在することがうれしくて毎日眺めていますし、そんな私を家族も暖かく見守ってくれています。

自分を幸せにするモノを選び暮らしていきたい

私は家族6人で暮らし、多くのモノを手にして生きています。

いつもキレイにするのは諦め、何かあったときすぐに片づく家にしようと頑張っています。たただ日々の片づけがめんどうなので、自分が管理できる以上のモノは持たないと決めています。モノが増えると「管理」「収納」「片づけ」という手間が発生するからです。

とはいえ、やはり気が付いたらモノが増えているので、本当に必要なモノを選ぶことを生活の中に普段から取り入れているつもりです。

履くと痛い靴を手放したり、長年欲しかったぬいぐるみを手に入れたりすることは、私にとってこれから暮らしを共にする仲間を選ぶ大切なこと。

家が散らかっていてイライラした時、全部捨ててしまいたい!と思うことがあります。だけど実際はそんなことはできませんし、片づけのことばかり考えるのは楽しくありません。

そんな時に意識したいのは、自分を幸せに、自分をご機嫌にするためのモノ選び。

暮らしは、自分が選んだモノでできています。どんなモノを選ぶかで、暮らし方や意識が変わります。

家族がいても、子どもがいても、コロナ禍で思い通りにいかないことが多き状況だからこそ、自分を幸せに、ご機嫌にしてくれるモノ選びは忘れないでおきたいものです。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ) 

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、「選ぶ」から始める片づけや暮らし方を伝える活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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