【福岡市早良区】有名もつ鍋店での修行を経て開店。早良区の『乃々々』
お散歩ライターの石井つかさです。
今日は福岡市早良区小田部に2024年11月にオープンしたもつ鍋店「乃々々」にお邪魔しました。
店名「乃々々」は、店主の娘さんの名前「のの」から取られたそうです。「家族で営むお店だからこそ、名前に家族の存在を刻みたかった」と店主は話していました。店主はこれまで、福岡の有名もつ鍋店「おおやま」で12年間修行を積み、アルバイトから副店長、店長までを経験したそうです。その間に培ったノウハウを基に、「乃々々」独自の味を作り上げています。「おおやまの味は濃厚で、地元では親しまれていました。ただ、自分の店では、あっさりしていて最後の一滴まで飲めるようなスープを提供したいと思いました」と店主は語ります。
また、もつの処理には特に力を入れているとのこと。プロのお肉屋さんが丁寧に処理を手伝い、臭みのない仕上がりを徹底しています。野菜やお米についても、信頼できる業者との関係を大切にしながら、品質を保っています。「物価が上がる中でも、地元の方々に負担をかけすぎない価格を維持したい」という想いから、価格設定にも工夫がされているそうです。
この日、筆者がいただいたのは、もつ鍋(税込1529円)、馬刺し盛り合わせ(税込1980円)、それと筆者的に欠かすことができない生ビール(税込616円)。もつ鍋は臭みがなく、あっさりとしたスープが印象的で、最後の一滴まで楽しめる味わいでした。
モツの処理が丁寧に行われていることが感じられます。また、馬刺しも固さがなく、柔らかくて食べやすい。仕入れ先にこだわった高品質な馬刺しで、こちらも満足度の高い一品でした。豆腐には、絹と木綿の中間くらいの柔らかさを持つ「ソフト豆腐」を使用。スープとの相性が良く、滑らかな食感が特徴的です。
店内では、家族や友人と食事を楽しむお客様が多く、温かい雰囲気が広がっていました。明るく清潔感のある店内と気さくなスタッフの対応で、食事を気持ちよく楽しむことができました。「乃々々」は、まだ開店から間もないお店ですが、地域に少しずつ馴染みながら、家族で営む温かいお店として定着していくように思いました。丁寧に作られた料理と、家族の温もりを感じられる空間で癒されたい方は、ぜひ行ってみてください。