京都市中京区・昭和27年創業、周辺学生も愛するほっこり味の食事処で表面張力のあげカレーうどん&ライス
9月ももう半ばというのに、この暑さはなんでしょうか? いっとき朝晩は少しマシになったかも? なんて思ったのですが、それも束の間。朝晩は変わらず蒸し暑いし、昼間は殺人的な太陽光線に焦がされる毎日。とかいうてたら、気持ちいい秋は一瞬で、めっちゃ寒い冬になるんでしょうね。そんな暑すぎる夏、寒すぎる冬、どちらでも食べたいのがカレーではありませんか? 気持ちいい春秋も食べたいので、結局年中なのですが。今回は街角の老舗店でカレーうどんをいただいてきました。お母さんがやってらっしゃるお店なんですが、これがまあアットホーム。初めての私もすっかりほっこりできましたので、ご紹介します。ではどうぞ。
こちらが「常吉屋」さんの店構え。最寄り駅はJR円町駅で、南西へ350m、徒歩約5分ほど。マップを見てみると、店前の道は新二条通のよう。西大路通から西へ少しの場所にあります。駐車場はすぐ東を南北に走る佐井通を少し上がったところにコインパーキングがありましたよ。
店内はこんな感じ。入ったときにはカウンターにお母さんが座って、ゆっくりされてました。せっかくリラックスされていたのに申し訳ない、と思いつつ、席につきます。
と、笑顔でお茶を出していただきました。うーん、早速ほっこり。さて、何を食べようかなと、卓上に目をやりましてもメニューは見当たりません。ということで、店内の短冊メニューをどうぞ。
一番スタンダードなそば、うどんはワンコインというお手軽さ。手書きの文字がさりげなく達筆なのも見逃せません。
さらにこちらはうどん+丼ものなどのエリア。カレーライス、焼めし、オムライスなども用意されてますね。
さらに麺系メニューがこちら。おお、中華そばもありますな。定食などの設定はなく、メニューはこれでおそらく全て。この中から今回選んだのが……。
「あげカレー」650円と「ライス」200円です。ま〜〜素敵なビジュアル。このペットリ感&テカリが、視覚から食欲を直撃するではありませんか。たっぷり入ったあげ、そしてネギの緑もエエ感じのコントラストを見せてくれております。
丼側面から見てみました。縁ギリギリまでたっぷりと入れられておるでしょ。早速いただこうとすると、お母さんから「熱いですよ(にっこり)」とお声がけが。こちらも「ありがとう」と笑顔でお返しして、いざひと口。
おうどんは柔らかめ。たっぷり入ったあげ、ネギとの組み合わせがたまりません。お出汁はお伝えいただいたとおりのアッツアツ。辛さもほどよく、ご飯との相性も無論抜群。しみじみおいしいわ〜と思いつつ、食べ進めます。
こちら小鉢のニンジンの卵とじ的一品も優しいお味でして、ピリ辛のカレーうどんのバイプレイヤーとしてエエ味出しておりました。しっかり満足してごちそうさまでした。
お母さんと少しお話させていただいて、創業は昭和27年、おそらくお母さんの代で店を閉めるということなどをお聞きしてますと、常連の学生さんたちが登場。アルバイトのことや夏休みに帰省していた田舎のことなどをお母さんと話し始めます。聞くともなしに聞いていると、ああきっとこのお店は学生の人たちにとって京都の家みたいな感じなんだろうな、と感じました。ほっこり度120%のゆっくりとした時間が流れている「常吉屋」さん。お近くに来られた際にはぜひぜひでオススメですよ!
常吉屋
住所/京都市中京区西ノ京北壺井町68
営業時間/11:00〜14:30
定休日/不明