小泉佳穂が「文句なし」のリーグ戦初ゴール 浦和レッズが福岡に完封勝利
明治安田生命J1リーグ第20節、浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに、アビスパ福岡を迎えての一戦となった。シーズンも折り返しに入り、福岡とも二回り目の対戦となった。
試合は10分、浦和レッズのMF小泉佳穂が中央で受けると、ディフェンスをかわして左足を一閃。ミドルシュートが決まって浦和レッズが先制した。
今季、新加入でチームを中盤で支える、MF小泉佳穂はリーグ戦初ゴール。試合後には「あのシーンも練習でやっていますし、選手間でもよく話し合っているパターンの一つではあったので、すごく意図した形で点が取れた。文句なしです」と、ゴールを振り返った。
その後もレッズが主導権を握り、好機を作るが、福岡の堅い守備もあり、前半は1-0で終了した。
後半も一進一退で、どちらが点を獲るかで勝負を分ける展開となるが、75分に、試合を動かしたのは浦和レッズだった。MF汰木康也のコーナーキックのチャンスから、DF明本孝浩がヘディングであわせて追加点。2-0とした。
さらに80分、MF汰木康也がFWキャスパー・ユンカーとのワンツーでゴール前に侵入すると、福岡のディフェンダーがたまらず、汰木を倒してしまい、浦和レッズがPK獲得。このPKをキャスパー・ユンカーが蹴るが、シュートはGK正面に飛び、防がれてしまい得点ならず、試合はこのまま終了して、2-0で浦和レッズが勝利した。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合、前半はすごく試合を支配することが出来て、我々が望む展開が出来ていたと思います。後半は相手が放り込んでくることに対して、少し影響というものがあって、我々もそのような展開になってしまい、ボールが行ったり来たりする展開になってしまいましたが、全体的に見れば良い試合が出来た」と、満足そうな顔で試合を振り返った。
浦和レッズはこれで暫定5位となり、3位の名古屋までとは勝ち点3差。目標に掲げる3位以内のACL出場権獲得が目の前に見えてきた。