【京都市西京区】京都が好きで移住してきちゃったオーナーの小さなタルト店は和歌山で大行列のできる人気店
「たくさんのチョコレートとお砂糖を使わず 、からだに優しいきび砂糖を使ってほんの少しだけ焼き上げました 。しっとり濃厚でタルトのさくさくとよく合います 」、「中はカスタードクリーム 、上には甘さ控えめのクリームを絞りました。生地はさくさくふわふわに仕上げてます」とタルトや焼き菓子などの画像が投稿されたInstagramのフォロワーは1万2千人越え。
阪急上桂駅から東へ歩いて身原病院を越えて直ぐにある「Pâtisserie A.」は、看板も控えめで見逃してしまいそうになりましたが、体に優しいを心がけたちいさなタルト店です。2024年12月6日のこの日もひっきりなしに来客がありました。この8月に開店したばかりの店舗です。
細長い小さな店舗ですが、カウンター席が何席かあるのでイートインもできます。また、店内のショーケースには、いちごやラ・フランス、りんご、栗のモンブランといった旬の果実が乗った小さくて可愛いタルトたちやシュークリームなどが並んでいます。
焼き栗のちょこんと乗った栗のモンブランと人気のシュークリームを食べてみました。これがまたコンセプト通りの甘過ぎない優しい味のクリームとしっとり生地が馴染んで栗がしっかり感じられ、美味過ぎます。大きさがこれくらいだといくつも食べられるので、これは女子たちが喜ぶだろうなあと感じました。
実はオーナーの鈴木和綸さんは自身の夢や思いを一つ一つ叶えてきました。沖縄で大好きなケーキ屋さんがあってそこで働き、和歌山に帰ってきて、さらにホテルでパティシエ修業を重ねた後、「Pâtisserie A.」を開店。2021年に和歌山で開業以来、たった3年足らずの間に大行列で整理券が配られるほどの人気店へと成長しました。
鈴木オーナーは、大の京都好きで、知り合いの縁もあって、じつはこんなに静かなところだったことも、この上桂のことも何も知らずに移住して、2店舗目となる「Pâtisserie A.」を開店。オーナーは京都にいるときが多いので、なんとなく京都が本店になっているのだとか。
自身がケーキ好きで、「小さくてもいっぱい旬のフルーツを使ったケーキを何種類も食べたい」との思いを実現。もちろん余分なものを加えずにすべて一から手作りです。フルーツ王国和歌山からの新鮮な果実の仕入れも確保しています。友人のデザイナーに描いてもらったオリジナルコットンバッグなどもオーナーの「こんなの欲しいな」の思いを叶えました。
「桂・上桂地域の人も来てくださるようになったので、地元感があって好きになりました。ここで頑張っていきたいですね」と語って下さいました。
Pâtisserie A.(外部リンク) 京都府京都市西京区上桂宮ノ後町5-9