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【吉野家VS松屋VSすき家】大手3社牛丼並盛を食べ比べ!!味は違うの?

相場一花グルメライター

牛丼といえば「吉野家」「松屋」「すき家」が3大チェーン店といっても過言ではありません。そして、昔から気になっていた、各社の牛丼に違いがあるのか?という点。

もちろんどの牛丼も各社が研究に研究を重ねているため、独自の味になっているはず。しかし、実際に食べ比べてみないと、各社の違いがイマイチ分からないところもあります。

今回は「吉野家」「松屋」「すき家」3社の牛丼並盛を実際に購入して比較検証してみました。

吉野家VS松屋VSすき家:牛丼並盛外観チェック

2020年1月5日に3社の牛丼並盛を買ってみました。少し前に牛丼が値上がりしたため、吉野家426円(税込)、松屋380円(税込)、すき家400円(税込)でした。

また、松屋は牛丼お肉増量キャンペーンやっていたため、肉の量が25%多い状態です。テイクアウトの容器は松屋だけは丸い形。他の2社は四角の容器になっています。

松屋
松屋

松屋だけは肉とご飯が分離できる容器になっています。昔は紙容器でしたが、現在は発泡スチロールに変わっていますね。他の2社(すき家・吉野家)は発泡スチロール製のごはんの上に直でお肉が盛り付けてあります。

左下:すき家・右下:吉野家・中央上:松屋
左下:すき家・右下:吉野家・中央上:松屋

牛丼の見た目ですが、この時点で3社の特徴が如実に出ていますね…

すき家:バラ肉は吉野家よりも大きめですが、松屋よりは小さめです。脂肪分も松屋に近い感じでしょうか。食べる前から生姜の香りが漂ってきます。

吉野家:バラ肉が細かく肉の質も脂肪分が多めに見えます。玉ねぎもよく汁の色がしっかりついています。

松屋:玉ねぎが比較的大きめに切ってあります。バラ肉は脂肪分が控えめのがっつりしたものを使っているようですね。

吉野家VS松屋VSすき家:肉の重さとご飯チェック

肉の重さを計測してみました。※皿の重さは抜いています

すき家:73g。一番軽いですが10~15g程度は店員さんの盛り付け具合によって変わりそうです。

吉野家:75g。すき家よりも2g多いものの、誤差の範囲かな。

松屋:113g。ですが25%キャンペーンだったので通常は90g程度。吉野家よりは少々多めですが、それでも誤差の範囲なのかも?

つづいて、ごはんを見比べてみます。

すき家:それなりにしみ込んでいますが、吉野家よりも汁が薄く、薄茶色のような見た目です。

吉野家:ご飯に汁がかなりしみ込んでいます。汁の色は濃い目で茶飯みたい。

松屋:一度お肉を載せてから、確認してみました。色は他の2社よりも薄いです。

吉野家VS松屋VSすき家:味の食べ比べ

最後に味の食べ比べです。

すき家:とにかく生姜の味が効いています。味自体は吉野家よりは濃く、松屋よりは薄い。

肉のサイズも松屋よりは薄いですが、吉野家よりは脂身が少なく、全体的には吉野家と松屋の中間といった印象です。ごはんの粒は一番細かくて、汁との絡みが素晴らしいですね。

吉野家:色は濃いので味も一番濃いかと思いきや、味は比較的薄めでマイルドですね。甘みも感じられます。玉ねぎと牛肉の出汁を前面に押している印象です。

肉は柔らかく、かなり薄くて細かいので食べやすい。脂身も多いのでジューシーな印象でした。ごはんの粒は程よい大きさで、牛丼にマッチしていました。

松屋:醤油ベースで割と甘めの味です。吉野家と比較すると味は濃いですね。肉はひとつひとつが大きくわりと固めな印象。

脂身は少ないため、食べ応えを重視している印象です。ご飯の粒も大きめで肉と一緒にがっつり食べたい人向けの牛丼でした。

ちなみに後程、食塩相当量を調べてみたところ吉野家は2.7g、松屋は3.3g、すき家は3.0gと汁の濃さと比例していました。

食べ比べ検証の結果、「吉野家」「松屋」「すき家」3社ともに独自の味わいがあり驚きました。牛丼はどれも同じ味じゃないことをあたらめて実感。

これからも牛丼は進化を続け、味はさらに変わっていくと思います。何年後か食べ比べしてみたら、今回とはまた違った結果になるかも?

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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