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雪道の不安ゼロ!「電車でアクセスできる雪の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉が恋しくなる季節。せっかくなら雪見風呂など「雪を楽しめる温泉」に行きたい、という人も多いのではないだろうか。

一方で、アクセスのことを考えると、二の足も踏んでしまうのも事実。車の場合、慣れない雪道の運転に尻込みする人も多いだろう。

そこで、おすすめしたいのが電車での温泉旅。「電車を降りたら、すぐ温泉街」であれば、アクセスの不安は最小限で済むと同時に、非日常の世界を堪能することもできる。

今回は電車でアクセスしやすい温泉地を5カ所紹介したい。

越後湯沢温泉(新潟県)

東京駅からなら新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離。しかも、駅を降りたら一面雪景色。徒歩圏内に温泉宿が点在するのも便利だ。スキーリゾートとしても人気があり、冬は雪見風呂も楽しめる。

城崎温泉(兵庫県)

関西を代表する温泉地で、城崎温泉駅を降りると、すぐに温泉街が広がる。特に大谿川沿いの柳並木と木造の建物が風情をかもし出し、雪景色も情緒あふれる。街全体をひとつの旅館と見立て、外湯をめぐるのが城崎温泉のスタイル。浴衣のまま個性豊かな7つの外湯を巡る人でにぎわう。

飯坂温泉(福島県)

福島駅で飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。風情のある小さな旅館から大型旅館まで数多くそろう。鯖湖湯をはじめ共同浴場が充実しているのも魅力。アツ湯で有名な温泉なので、体が冷える冬にこそ訪れたい温泉地だ。

大鰐温泉(青森県)

大鰐温泉駅を降りると、温泉街はすぐそこ。温泉街を貫くように流れる平川沿いに、住宅などに混在する形で旅館や共同浴場が立ち並ぶ。特別な温泉情緒がある街ではないが、どこか実家に帰ってきたような、ほっこりさせる懐かしさがある。冬に栽培されている大鰐温泉もやしは、この季節にぜひ味わいたい名物である。

下諏訪・上諏訪温泉(長野県)

諏訪湖のほとりには湖を望む宿が並ぶ「上諏訪温泉」と、昔ながらの宿場町風情を残す「下諏訪温泉」がある。源泉が豊富で共同浴場が多いのも魅力。寒さの厳しい冬には諏訪湖の湖面が凍り、氷の造形美が楽しめる。ワカサギ釣りも体験できる。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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