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【旭川市】市民活動交流センターCoCoDeで小学生と障がいのある方たちが共同で制作した作品を展示中

都良(TORA)地域情報発信ライター(旭川市)

宮前1条3丁目にある「旭川市市民活動交流センターCoCoDe(ココデ)」は、市民活動を通じて「活力ある地域づくり」や「市民が活躍できるまちづくり」を目指すことを目的とした施設です。

「Co」ここが、「Co」交流と、「De」出会いの場になるようにという願いを込めて「CoCoDe」と名付けられました。   

建物の中には、多目的ホールや会議室があって、市民団体の会議や打ち合わせ、研修会や発表会などに利用できます。

煉瓦造りの2棟ある建物は、明治32(1899)年に旧国鉄の工場として建設されて、鍛冶工場と旋盤工場として使われていたものです。

昭和60(1985)年に旭川車両センターは廃止されましたが、市民運動の声があがってこの2棟だけが残されました。現存する旧国鉄工場施設としては最も古い施設の一つです。

現在、「CoCoDe」の多目的ホールの手前の通路には、東神楽町の東聖小学校5年生(3月当時)と障がいのある方への支援事業所を運営する「NPO法人ゆい・ゆい」の利用者さんが一緒に作成した作品「みんなの個性は宝物」が展示されています。

「NPO法人ゆい・ゆい」と東聖小学校は総合的な学習の時間を通じて、何年も前から関係を築いていて、今回の作品を共同で制作することになったそうです。

これまで障がいがある方たちと交流してきた子供たちの今の願いは、「まちから差別をなくしたい」と「このように障がいのある人たちとつながれたことを多くの方に知ってもらいたい」とのことでした。

障がいのある方への理解やサポートがなかなか進まない状況ですが、NPO法人ゆい・ゆいの代表である野々村さんは「子どもたちがのびのび活動することで何かまちも動くような気がしています」と期待しています。

展示は5月7日(火曜日)まで。ぜひ、作品を見て子供たちの願いを感じてください。

【イベント情報】
会場名:旭川市市民活動交流センター CoCoDe(ココデ)
所在地:北海道旭川市宮前1条3丁目3番30号
電話番号:0166-74-4151
開館時間:9:00~22:00
休館日:毎月第2・4月曜日(祝日の場合はその翌日)

地域情報発信ライター(旭川市)

北海道旭川市在住のフリーライター。得意なジャンルは、観光・グルメ・お酒・農業・アウトドアなど。生まれ育った旭川の美味しいもの、楽しいものなどを取材して、魅力を発信していきます。

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